本記事では100個の死語を一覧形式で紹介。昭和・バブル時代、平成、ネット用語、つい最近の流行語だと思ったらもう古くなっているといった言葉を集めました。昔の言葉で今は言い方が異なるものや、存在自体が減っているものも紹介します。

ここで紹介する言葉は、完全な死語と言い切れない場合もありますが、今使用すると意味が通じなかったり、古いと思われたりする可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。

  • 死語の一覧表【2024年最新版】

    さまざまな角度から、死語といわれる言葉を集めました

【死語一覧】昭和・バブル時代の死語とその意味

まずは、昭和やバブル時代によく使われていたけれど、今はあまり使われていない言葉を紹介します。

あんちょこ

あんちょことは、参考書のことを指す俗語です。1932年(昭和7年)に発行された書籍『全権先生』(著・佐々木邦)にも既に記載があるように、古くから使われている言葉です。

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いただきマンモス

「いただきます」を強調した意味の俗語です。元々は「ハウス バーモントカレー」のCM内のフレーズでしたが、1986年にアイドルとしてデビューしたのりピーこと酒井法子さんがよく使用したことで「のりピー語」としてさらに流行したといわれています。

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イタ飯(イタメシ)

「イタリア料理」という意味で、バブル時代に流行した言葉です。

キャピキャピ

特に若い女性が元気で明るい、時に騒がしい様子。

ギャフン

言い込められて、ぐうの音も出ない、一言も返せないこと。「あいつのことは、いつかギャフンと言わせてやりたい」などのように使用します。

グラサン

「サングラス」のこと。

グロッキー

「ボクシングで、相手の打撃や疲労からふらふらになること」や、日常会話としても「ひどい疲労や酔っ払うことから、ふらふらしたりぐったりしたりすること」を表す言葉。日本では少なくとも昭和の初めごろから使われています。

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元気印

元気で明るい人を指します。

午前様

酒を飲んだり遊んだりして、午前0時を過ぎて帰宅することです。

ザギン

「銀座」のこと。ちなみに「ギロッポン」は「六本木」のことで、業界用語です。

社会の窓

男性のズボンのファスナーを指す言葉で、1948年(昭和23年)から放送されていたNHKのラジオ番組『インフォメーションアワー・社会の窓』に由来しているそうです

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しゃかりき

一つのものに対して、夢中になって取り組むこと。

シャバ僧

ヤンキーの間で流行した言葉で、「普通の人」「さえない人」「ダサいの人」「根性なしな人」などを表します。

シャレオツ

お洒落(おしゃれ)であることを、業界用語風に入れ替えた言い方。

冗談はよしこちゃん

「冗談はよして」を変形させた言葉。

ちゃんちゃらおかしい

とても滑稽で、取るに足りないことという意味です。

チョメチョメ

「××」と伏せ字になっている部分を口に出して言ったものであり、言葉自体に意味はなく、便宜的な読み方です。ただし、男女がいちゃつく様子や性的な接触を意味する、下ネタとしての意味もあります。

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ナウい

「今(now)風で、かっこいい、イケている」といった意味で、1980年代に流行した言葉。

にゃんにゃんする

性行為をすることを指す隠語です。

パープリン

「パーなのでまるで脳がプリン」、つまりとても頭の悪い状態を意味する言葉。『週刊少年ジャンプ』で1976年に連載開始した人気漫画『東大一直線』に登場しブレークしました。

パイセン

「先輩」を入れ替えた言葉で、親しみを込めた呼び方。

バイビー

「バイバイ」「さようなら」という意味。バブル時代に流行った若者言葉です。

バッチグー

「ばっちり」と「グッド(good)」を合わせた言葉で、とても良いという意味。

華金・花金(はなきん)

「華の金曜日」を略した言葉で、夜遅くまで遊んだり思いっきり羽を伸ばしたりできる金曜日のことを指しており、主に社会人の間で使用されます。この言葉が生まれたのは1980年代後半~1990年代初頭のバブル期といわれています。

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ビバ

「万歳」「うれしい」などの意味合いで、「ビバ○○!」のように使うことが多かったようです。

ほの字

「惚(ほ)れる」ということ。実は江戸時代から使われている、恋愛感情を表す隠語。

マブい・激マブ

「マブい」は1980年代に流行した「美しい」という意味の言葉で、主に女性に対して使われていました。それをさらに強調したのが「激マブ」です。

マブダチ

「まぶ」は「本当」、「だち」は「友達」の略で、本当の友達、親友を指す俗語。元々は的屋の隠語で、不良少年たちから一般に広まったといわれています。

マンモスうれピー

「とてもうれしい」という意味の「のりピー語」。「のりピー語」とは1986年にアイドルとしてデビューしたのりピーこと酒井法子さんがよく使用した、言葉の一部を独特の完成で変化させたもので、当時流行しました。

ミーハー

流行に左右されやすいこと、流行に左右されやすい人を意味します。

ヤング

「若者」の意味。英語の「young」から。

許してちょんまげ

「ゆるしてちょうだい」の語尾を「ちょんまげ」に変えて、ユーモアを交えたフレーズ。

ルンペン

「古着」「ボロ」という意味のドイツ語「Lumpen」からきていて、ホームレス、収入の定まらない人といった意味の言葉です。

ロートル

中国語の「老頭児(ロートル)」からきていて、老人のことを意味する言葉です。

【死語一覧】平成の死語とその意味

  • 平成の死語の一覧

ここでは、平成によく使われていたけれど、今はあまり使われていない言葉を紹介します。ガラケーやギャル文化が生まれ、特に流行していた時代です。

アウトオブ眼中

「アウトオブ眼中」とは、眼中にない、つまり興味や関心がないこと、論外ということを意味します。1980年代に若者言葉として少しずつ流行り始め、1990年代に幅広く浸透した言葉といわれています。

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mk5

「えむけーふぁいぶ」と読み、「マジでキレる5秒前(Maji de Kireru 5 byomae)」の頭文字を取った俗語。今にもキレてしまいそうな、腹立たしい状態、不愉快な状態、ムカついた状態を指す表現です。1990年代後半、コギャルたちの間で広まったギャル語とされています。

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おっはー

「おはよう」を崩した言葉で、2000年頃に大流行した俗語。SMAPの香取慎吾さんがフジテレビ系のバラエティー番組『サタ★スマ』の中で、「慎吾ママ」として登場する際によく使用していた挨拶です。

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ガングロ

黒く日焼けした肌に、金髪といった派手な髪色、濃く派手なメイクなどが特徴のスタイルで、1990年代後半ごろ~2000年代前半ごろにかけて、主に女子高生の間で流行した「ギャル」の中の一つのスタイルです。

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逆パカ

元々、折り畳み型のガラケーを逆の方向に「パカッ」と折って壊してしまうことを指した俗語。折り畳み型のガラケーが主流だった平成の時代に流行しました。そこから派生して、女性が恋人を振ることを意味するのにも使われました。

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写メ

「写メ」とはもともと、カメラ付きの携帯電話で撮影した画像ファイルを、電子メールに添付して送信する機能のこと。2000年ごろに発売されたカメラ付き携帯電話とともに広まりました。

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大丈V(だいじょうV)

1990年代に流行した言葉で、指でVサインを作りながら「だいじょうV(ブイ)!」と言って使用します。「アリナミンV」のCMでアーノルド・シュワルツェネッガーさんが使っていました。

着メロ

「着メロ(ちゃくめろ)」とは、携帯電話の着信を知らせるメロディー、「着信メロディー」の略で、ガラケー時代に流行しました。携帯電話に元々入っているものから選んだり、マニュアル本を見ながら自分で音を手打ちして登録したり、後期になるとWebサイトからダウンロードしたりしました。

チョベリグ

「超ベリーグッド(very good)」の略で、「最高」を意味します。1990年代に当時のギャルの間で流行しました。

チョベリバ

「超ベリーバッド(very bad)」の略で、「最悪」を意味します。1990年代に当時のギャルの間で流行しました。

デコる

「デコレーション」を略した「デコ」を動詞化したもので、特にガラケーをラインストーンで飾り付けるのが流行していました。

パチこく

「うそっぱちをこく」、つまりうそをつくことを意味する言葉で、若者やギャルたちの間でよく使われました。

バリ3

携帯電話の電波の受信状態が良いことを意味する俗語です。当時はアンテナマークが最大3本だったので、こう言うようになったようです。

ポケベル

1990年代によく使われていた連絡手段です。初期には文字を送信できなかったので、数字を送り、文字に結び付けて語呂合わせにしていました。

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モーマンタイ・無問題

広東語(かんとんご)で、「問題ありません」「大丈夫ですよ」などの意味。日本で広まった理由は1999年に公開された、人気お笑いコンビ「ナインティナイン」岡村隆史さん主演のアクションコメディー映画『無問題』といわれています。

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やばたにえん

「やばい」を意味する「やばたん」に、食品メーカー「永谷園」を合わせた言葉で、2016年の「ギャル流行語大賞」にも選ばれました。

【死語一覧】ネット用語の死語とその意味

  • ネット用語の死語の一覧

ここでは、ネット界隈発で、当時よく使われていたけれど、今はあまり使われていない言葉を紹介します。

オワコン

「終わったコンテンツ」の省略形。流行が過ぎた、または過ぎそうで、多くの人の興味を引きつけられなくなってしまったコンテンツや、時代にそぐわないもののことを指します。また、うまくいかない絶望的な状況を指すこともあります。

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希ガス

「気がする」という意味。

ぬるぽ

「がっかり、脱力」という意味です。プログラミング言語であるJavaのエラーメッセージ「NullPointerException」からきているといわれています。

ネットサーフィン

インターネット上のWebサイトを検索したり、Webページ上のリンクを次々とクリックしたりして、いくつものページを渡り歩いて閲覧すること。パソコンやインターネットが一般に普及し始めた1990年代によく使われたとされる言葉。

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ノシ

「さようなら」「バイバイ」などの意味で、手を振っている様子を表した顔文字(アスキーアート)の「(・ω・)ノシ」などから。「ノシ」と半角文字で用いられることが多かったようです。

8888

「ぱちぱちぱちぱち」と読めるので、拍手の音を表しています。

微レ存

「微粒子レベルで存在する」の略で、確率がゼロとは言い切れないことを意味しています。

もちつけ

「おちつけ」が変化したもので、「落ち着きなさい」という意味です。

romる・rom専

「romる」は「Read Only Member」の略で、「他の人の発信を読むだけで書き込みをしないこと」といった意味、「rom専」はそういった人を指す言葉です。

wktk

「ワクワクテカテカ」を略したもので、わくわくと期待に胸を膨らませていることです。

ンゴ

失敗した際や自暴自棄になった際に「○○ンゴ」と語尾につけて、自虐的に用います。

【死語一覧】最近の流行語だが死語になりつつあるとされる言葉とその意味

ここでは、つい最近の流行語のように思えるものの、その勢いが衰え、今はあまり使われなくなりつつある言葉を紹介します。

KY

KYは「空気」、Yは「読めない」で、「空気が読めない」の略。場の雰囲気を考慮した言動ができないことを指し、相手に直接忠告する場合は「空気を読め」という意味になります。

激おこぷんぷん丸・激おこ

とても怒っていることを意味します。

ズッ友

「ずっと友達」という意味です。

ナウ

Twitter(現X)などのSNSで、現在していることについて投稿する際に用いられる表現です。「友達とランチなう(友達とランチ中)」のように使用し、英語の「now」からきています。

バイブス

ノリやフィーリング、気合のことです。

映える(ばえる)・インスタ映え

見映えが良く盛れていることを「映える」と言い、「インスタ映え」は2017にユーキャンの新語・流行語大賞になりました。はやり過ぎて普通になってしまったこと、最近は盛り過ぎない自然体が好まれてきていることなどから、死語と考える人も多いようです。

パリピ

「パーリーピーポー(パーティーピープル)」の略で、皆で集まって陽気に騒ぐのが好きな人たちを指します。

ぴえん

悲しさやうれしさで、ちょっとだけ泣きたい気持ちを表す言葉。AMFによる「JK・JC流行語大賞2019」のコトバ部門第1位、そして三省堂による「辞書を編む人が選ぶ今年の新語2020」において大賞に選ばれています。

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ふぁぼ

SNSで「いいね」ボタンを押すこと。Twitter(現X)の「いいね」機能の英語版での機能名は「Favorites」だったことが由来ですが、「Likes」に変わったこともあり、使われることが少なくなりました。

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ぽんぺ・ぽんぽんぺいん

「ぽんぺ」は「ぽんぽんぺいん」の略で、どちらも「おなかが痛い」の意味。「ぽんぽん」は幼児語で「おなか」、「ぺいん」は英語の「pain」から。

「マジで」を意味する言葉で、2017年頃に女子高生や女子大生の間でよく使われた言葉。定番化したという意見の一方で、もう古いという意見も。

リア充

「リアルが充実している人」の略で、SNSやネットの世界ではなく、実社会における生活や人間関係が充実している人を指します。

りょ

「了解」を意味する言葉で、2017年頃に女子高生や女子大生の間でよく使われた言葉。定番化したという意見の一方で、もう古いという意見もあります。

【死語一覧】昔の言葉と今の言葉で言い方が異なるもの

  • 今では呼び方が変わり死語になったもの

ここでは、昔と今では呼び方が変わった状態で存在しているものを紹介します。

アベック

主に恋人同士のことを指す言葉で、フランス語の「avec(アベック)」からきたもの。今は「カップル」と言うことが多いです。

衣紋掛け(えもんかけ)

今は「ハンガー」と言うことが多いですが、昔は「衣紋掛け」と呼ばれていました。なお現在でも、和服を掛ける専用のハンガーを「衣紋掛け」と呼ぶ場合もあります。

かまとと・ぶりっ子

「かまとと」とは、知っているのに知らないふりをすること。主に、女性が世間知らずっぽく振る舞うことです。「かまとと」の代わりに「ぶりっ子」も長らく使われていました。ですが最近は計算でかわいらしくふるまうことを「あざとい」と言うことが多いです。

月賦(げっぷ)

厳密に言うと少し意味が異なりますが、今は「ローン」「分割払い」などと言うことが多いようです。

合コン

近頃は「合コン」と言うと身構えてしまうので、「食事会」「飲み会」などと言うことが多いよう。なお目的自体も恋愛的な出会いというよりは、知見の拡大やその場をゆるく楽しむため、という認識の人が増えているそうです。

ジーパン

現在でもよく聞くような気がする「ジーパン」ですが、若者の間では「ジーンズ」「デニム」などと呼ぶことが多いようです。

ジャンパー

死語とは言い切れませんが、最近は「アウター」「ブルゾン」と呼ぶことが多いようです。

スチュワーデス

飛行機の女性乗務員を指す言葉ですが、最近では性差の無い「キャビンアテンダント(CA)」「フライトアテンダント」を用いることが多いです。

ズック

布製の運動靴のことを、1970年頃までは全国的に「ズック」と呼んでいました。今では「スニーカー」と言うことが多いです。なお現在でも東北や北陸地方では「上履き」の意味で「ズック」を使うそうです。

ズボン

つい言ってしまいがちですが、最近では「パンツ」と言うことが多いです。

チャンネルを回す

昔のテレビはダイヤルを回してチャンネルを合わせていましたが、今はボタン式のリモコンを使うことが多いので、「チャンネルを変える」と言うことの方が多いでしょう。

パンタロン

「パンタロン」は、日本では1960年~1970年代にヒッピーブームとともに流行しました。今では「ベルボトム」「フレアパンツ」などと呼ぶことが多いようです。

ビフテキ

今は「ビーフステーキ」「ステーキ」と呼ぶことが多いです。

【死語一覧】存在自体が無くなった、時代に合わなくなったもの

  • もう存在しない、価値観が時代遅れの死語

ここでは、もうその存在自体が無い、または珍しくなったり、時代遅れになったりしたものを紹介します。時代に合わせて、価値観もアップデートしていきましょう。

アフター5

仕事が終わった後のプライベートの時間を指します。かつては午後5時に仕事が終わる会社が多かったことから来ていますが、今は時差出勤やフレックスも増え、ピンとこない方も多いでしょう。

永久就職

女性が結婚し、専業主婦となることです。夫婦共働きや家事・育児の分担が一般的になってきている現代では、あまり使われません。

OL

「office lady」の頭文字で、オフィスで働く女性事務員のことを意味しています。男女雇用機会均等法が施行されて久しいこと、働く人がオフィスで働くとは限らないことなどから、最近ではあまり使われなくなっています。

3高(さんこう)

高学歴・高収入・高身長の男性のことで、1990年代初め頃に、女性が結婚相手に望む条件として広まりました。今では価値観の多様性が広がり、ほとんど言われなくなりました。

ジャケ買い

「ジャケ」は「ジャケット」の略で、CDや本などのジャケット・カバーが気に入って買うことを意味します。最近は音楽配信サービスなどの普及でCDなどを買うこと自体が減っていることもあり、あまり聞かなくなりました。

女子力

2009年にユーキャンの新語・流行語大賞にノミネートされた言葉で、女性らしさを指す言葉ですが、ジェンダー意識が高まる昨今ではむやみに使わない方が無難と言えます。

ズロース

女性用の下履きのことで、ショーツ(パンティー)よりも股下が長くゆったりしたもののことを指しますが、今ではズロース自体をあまり見掛けなくなりました。

ダビング

別のビデオテープやカセットテープなどに、録画・録音されたものを複製することを指します。動画や音楽の配信サービスが普及したこともあり、今では死語と言えそうです。

飲みニケーション

職場の飲み会やお酒を飲むことを通じてコミュニケーションを取り、親睦を深めることです。最近では公私を分ける人が増えたり、新型コロナウイルス感染症の流行で飲み会が減ったりしたこともあり、あまり聞かれなくなりました。

半ドン

1980年代頃までは土曜日は休日ではなく、午前中、つまり半日は授業や仕事が行われており、それを「半ドン」と呼んでいました。今では週休二日制が普及したので、ほぼ聞かれることはありません。

ピチピチ

いくつかの意味がありますが、「若々しくて元気いっぱい」という意味は死語と言えるでしょう。特に若い女性に対して「ピチピチギャル」などと言うことがありましたが、最近ではあまり使われません。

フロッピーディスク

1980年代~1990年代頃に広く使われていた、パソコンのデータを保管して持ち運べる磁気ディスク。現在でもアプリケーションの保存ボタンのアイコンとして使われることがありますが、若い人の中には何のことかわからない人も多いようです。

ペンパル

「ペンパル(pen pal)」は文通友達のことで、「ペンフレンド(pen friend)」とも言います。メールやチャットが発達し、手紙のやり取りや文通の文化が減った今では、聞いたことがないという人も多いでしょう。

そもそも死語の意味とは

そもそも死語とは、かつては使用されていたが、現在では使用されない、使用されることが少なくなった言葉のことです。

使用されなくなる経緯はさまざまで、例えば一時期は流行したがそれが廃れてしまった、その言葉が指す物事自体が無くなった、時代の価値観に合わなくなったなどが考えられます。

今は使われなくなった昔の言葉を知ろう

言葉は日々生まれ、廃れ、そして変わっていくものです。

うっかり死語を使うと、こちらが意図した意味が相手に伝わらないこともあります。

死語を知ることで、価値観もアップデートしていきましょう。