JR東海は、2023年3月18日のダイヤ改正で、特急「ひだ」の定期列車をHC85系に統一すると発表。名古屋~富山間の列車に関して、ダイヤ改正後は上下各4本ともグリーン車は名古屋~高山間のみ、高山~富山間は普通車のみの編成で運転予定としている。

  • 特急「ひだ」で導入の進むHC85系

HC85系は2022年7月に特急「ひだ」で営業運転開始。当初の運転区間は名古屋~高山間だったが、追加投入で運転本数を増やし、12月から運転区間が拡大され、名古屋~富山間の下り「ひだ3号」、上り「ひだ14号」もHC85系による運転となった。両列車とも名古屋~高山間はグリーン車を連結した6両編成(4両編成+2両編成)で運転され、高山駅で分割・併結作業を行う。高山~富山間は普通車のみ2両編成(普通車指定席・自由席が1両ずつ)での運転となる。

ダイヤ改正後、特急「ひだ」は大阪駅発着も含め、すべての定期列車をHC85系で運転。現在、富山駅発着で運転される下り「ひだ3・7・11・13号」、上り「ひだ6・8・14・20号」もすべてHC85系となるが、現行の下り「ひだ3号」、上り「ひだ14号」と同様、他の列車もグリーン車は名古屋~高山間のみ連結、高山~富山間は普通車のみの編成となる。

なお、名古屋~飛騨古川間の下り「ひだ5号」(岐阜~高山間で大阪発の下り「ひだ25号」と併結運転)、上り「ひだ12号」は全区間をグリーン車ありのHC85系による運転とする。