――シリーズ全体のお話も聞かせてください。『REAL⇔FAKE』という作品はご自身にとってどんな経験、そしてどんな作品になりましたか?

植田:地上波ドラマにシリーズで出演させていただいて、CDもリリースして大きな会場でライブもやらせてもらって、とても素敵な環境を与えていただきました。そして、親孝行になったなと。家のテレビで見られる活動なので。自分の役者人生において大きな影響を受けた作品になりました。

――ご両親からも連絡が?

植田:言ってこないけど、たまに話すとドラマの話を知っているんです。本当は見ているのに「見てない」と言う。そういう状況が愛おしいですね。テレビの力は大きいなと感じ、ますます頑張らなきゃと思いました。

――染谷さんはいかがですか?

染谷:この作品とは月日をともに歩んでいる感じがします。1stのときは初めましてのメンバーもいて多少ぎこちなさがありましたが、それを経て2ndに進んで。イベントも年1回とかやって、会うたびに和気あいあいとして、Finalでまた和気あいあいとして。来年以降もまたあるんじゃないかなと思ってしまう。でも今回がFinalなので、さみしいです。

笹森:僕は今でも、こんな方々の中にいていいのかなと思っています。自分のことを大勢の方々に知っていただく機会にもなりましたし、これからもっと、共演者の皆さんのように活躍できるように頑張らなきゃと思います。『REAL⇔FAKE』はとても大切な作品です。

――共演者からとても刺激を受けられたのですね。

笹森:バンバン受けました! 何より、ご活躍されている皆様は全員いい人……! 僕もいつか先輩になったら、皆さんのようになりたいです。

猪野:メンバーみんながそれぞれ、自分にはない武器を持っている。尊敬できる部分がたくさんあり、そんなみんなと2年間やれたのはとても大きな経験になりました。

――先ほど植田さんからテレビのお話がありましたが、他のお三方はテレビの魅力はどのように捉えていますか?

染谷:長丁場の舞台と違って、例えば今回は10日で撮影するから、集中しないといけない。そういうところで結束力が生まれたなと思います。

笹森:僕は地上波のドラマに出たのがほぼほぼ初めてでした。実家住まいですが、放送時間に家にいなかったら、親から「見たよ」とLINEが来て、うれしかったです。親孝行になりましたね。

猪野:チームワークが必要だなと感じました。短期決戦ですし、共演者だけではなくカメラマンさんとの息も合わせないといけない。余計に、各々のポテンシャルが試される場なのかなと思って毎回臨んでいます。