JR九州は11日、大阪ガスから再生可能エネルギーの「再エネ電気」を購入し、佐賀県内の筑肥線沿線の10駅へ供給することについて合意したと発表した。1月17日から順次、筑肥線肥前久保~伊万里駅間各駅へ「再エネ電気」の供給開始を予定している。

  • 「再エネ電気」の供給対象駅

  • 「再エネ電気」のイメージ(提供 : JR九州)

2021年2月、JR九州は「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言への賛同を表明し、JR九州グループにおいて2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロをめざす宣言を行った。その目標に向けた取組みのひとつとして、大阪ガスの「再エネ電気」を購入し、CO2を排出しない電気を駅舎に供給する。

Daigasグループが保有する、佐賀県唐津市の肥前・肥前南(肥前)風力発電所を含む再エネ電源で発電された電気と、肥前風力発電所のトラッキング情報を付与した非化石証書を組み合わせた「再エネ電気」を佐賀県内の筑肥線沿線の駅舎で使用することにより、「再エネ環境価値の地産地消」を行うとしている。