JR北海道は14日、道東観光の冬の風物詩として20年以上にわたり釧網本線で運行されている「SL冬の湿原号」について、今年度は客車リニューアル第1弾として、1号車(スハフ14-505)・5号車(スハフ14-507)を改造すると発表した。

  • 「たんちょうカー」客室イメージ(JR北海道提供)

「SL冬の湿原号」の客車は、雄大な釧路湿原や丹頂を間近に見られる「たんちょうカー」、だるまストーブを設置し、SL列車の旅の雰囲気を満喫できる「ストーブカー」の2種類あり、第1弾のリニューアルを行う1・5号車は「たんちょうカー」となる。

リニューアル後の「たんちょうカー」は、川側にカウンター席、山側にボックス席を設置し、釧路川や湿原など川側の眺望を楽しめるレイアウトに。山側ボックス席は高床化される。機器室に隣接する通路の窓を大型化し、展望通路を設置するほか、座席の色調に「丹頂の赤」をヒントにしたレトロ感のある臙脂色、壁面を雪原に点在する木々をイメージした木目調とする。室内は木材を使用してあたたかみある高級感を演出し、座席には抗菌・抗ウイルス生地が使用される。

  • 「SL冬の湿原号」リニューアル後の列車編成(JR北海道提供)

  • 展望通路イメージ(JR北海道提供)

2022年度に実施するリニューアル第2弾では、2~4号車を改造して「ストーブカー」とし、ノスタルジーを感じさせるどこか懐かしい室内とするほか、腰掛生地・壁面・カーテン・テーブルなどの内装を変更する予定。カフェカーとなっている2号車については、現状のイメージを踏襲しつつ、内装のリフレッシュを実施する。トイレの洋式化、大型荷物置場の設置も予定されている。

「SL冬の湿原号」は今年度、2022年の1月22日から3月21日まで運転し、運転日は昨年度よりも12日増加した計33日(釧路~標茶間を1日1往復)を予定している。なお、今回の運行から座席指定料金を従来の840円から1,680円(小児半額)に改定する。