北条鉄道は、新たな車両としてキハ40形気動車を導入し、改造費などの経費を補うことを目的としたクラウドファンディングを実施すると発表した。実施期間は9月1日から10月29日まで。目標金額は300万円。運転体験などの返礼品が用意されている。

  • キハ40形式気動車導入に伴うクラウドファンディングを実施

北条鉄道は昨年9月、法華口駅の行き違い設備完成に伴うダイヤ改正で列車を増発したが、同社の保有車両数は3両であり、万が一のトラブル発生時にダイヤ通りの運行が難しくなるため、車両数を増やすことが当面の課題になっていた。あわせて観光列車の導入による旅行客の誘客もめざしており、これらを踏まえ、キハ40形を新たに購入することになったという。運行開始時期は2022年春頃。キハ40形の導入に伴う関連イベントも準備している。

キハ40形の改造費などの経費を補う目的で行われるクラウドファンディングは、「READYFOR」のクラウドファンディング専用ページにて9月1日から10月29日まで実施し、目標金額は300万円。返礼品として、運転体験(フラワ2000形)、助士席側乗車体験(キハ40形)、写真集に加え、貴重な時刻表なども用意するとのこと。