歌手の加山雄三が22日、YouTubeチャンネル「バーチャル若大将」を開設した。

  • 「バーチャル若大将」

昨年8月、脳内で出血が起きる小脳出血を起こし救急搬送された加山。一命を取り留めたが、言葉がうまく話せなくなるなどの後遺症が残り、芸能活動の一時中止を余儀なくされた。懸命のリハビリで今年4月、歌手活動を再開できるまでの復活を遂げたが、病と闘う中で、この取り組みが秘密裏に進行していた。

最新のAI技術で自分の話す声や歌声、映像によって、加山をバーチャルヒューマン“バーチャル若大将”として後世に残すプロジェクト。84歳となった今も、常に新しいモノが大好きな加山らしい発想が生んだ“バーチャル若大将”は、22日に『24時間テレビ44』(日本テレビ)の生放送で初お披露目となった。

YouTubeチャンネル「バーチャル若大将」では、AIが生成した歌声で、まずは昨年12月に出したアルバム『DEDICATED to KAYAMA YUZO』に参加したアーティストたちへの感謝を込めて、その代表曲をカバーしていく。記念すべき1曲目は、現在でも加山の新曲の作詞を担当しているつんく♂が歌うシャ乱Qの代表曲「シングルベッド」を、加山本人がディレクションを務めて制作したバーチャル若大将の歌唱で完成した。