「スタバで何を注文すればいいのかわからない」「どんな頼み方が正しいのかわからない」……。初めてスターバックスコーヒージャパン(以下スタバ)を利用した際、そのように思った人も少なくないでしょう。海外発祥のスタバは、日本人には馴染みのない言葉やカスタマイズの種類も豊富で、敷居が高いと感じる人もいるかもしれません。

この記事では、スタバの基本的な頼み方や注意点をまとめました。スタバでの頼み方に不安がある方は、参考にしてみてください。

  • スタバの基本的な頼み方

    もう注文も怖くない?!

【スタバの頼み方】基本的な注文の仕方・順番

まず、スタバの基本的な頼み方をご紹介します。スタバでも通常の飲食店と注文や支払い方法に大きな違いがあるわけではありません。

スタバでオーダーをする際は、以下の4つを選択します。

  1. ドリンクの種類
  2. ドリンクの温度(ホット/アイス)
  3. ドリンクのサイズ
  4. ドリンクのカスタマイズ

一つずつ詳しくみていきましょう。

【ドリンクの種類】

スタバに入店したら、レジで注文します。メニュー表は列が並んでいるときは列の脇に設置されていることもありますし、レジのカウンターの上にも乗せられています。ちなみにドリンクのことを「ビバレッジ」という言い方をするのもスタバならではと言えるかもしれません。

ドリンクをオーダーする場合は、まずメインドリンクを選びましょう。定番のコーヒーなのか、スタバの代名詞とも言えるフラベチーノなのか、それともティービバレッジなのか……。メニューは豊富なので、そのときの気分に合わせた一杯を決めましょう。

なお、スタンダードなメニューは店員さんたちが入っているカウンターの上部にあり、季節限定のフレーバーは絵心のある店員さんの手書きで紹介されている場合もあります。

【ドリンクの温度(ホット/アイス)】

何を飲むか決めたら、その日の気温や体調、選んだドリンクなどに合わせてホットにするのかアイスにするのかを決めましょう。基本的にアイスの方がカロリーが低めなので、カロリーが気になる方は迷ったらアイスにするといいかもしれません。

ただし、フラペチーノはアイスのみ、カプチーノとティーラテはホットのみの提供となるので注意しましょう。

【ドリンクのサイズ】

初めてスタバを頼む人が混乱しやすいのが、サイズの選び方です。サイズは「ショート」「トール」「グランデ」「ベンティ」の4種類があります。ショートは240ml、トールは350ml、グランデは470ml、ベンティは590mlです。

通常のコーヒーのサイズと言えば、「S」「M」「L」か「スモール」「レギュラー」「ラージ」といった言い方をするので、慣れていない人は戸惑ってしまうかもしれません。海外に行くとベンティの上の「トレンタ」というサイズがありますが、日本では扱っていないので気にしなくていいでしょう。

【ドリンクのカスタマイズ】

最後にカスタマイズの有無を選びます。定番の一杯にシロップやチョコレートソースなどのカスタマイズメニューをトッピングすると、普段とは異なる新しい発見や体験が得られますよ。

カスタマイズメニューは無料と有料があるので、後ほど詳しく紹介します。

【スタバの頼み方】支払方法

ドリンクを注文した後の流れも確認しておきましょう。

【カードや現金などで支払いをすませる】

注文したらそのままレジで支払いに移ります。支払いは現金以外にもカードやスマホ決済、電子マネー決済を使うことができ、スタバが大好きな人はチャージ可能なスターバックスカードを利用していることも。スターバックスカードは、併用するクレジットカードによってはポイント還元ができるなどの特典があるので、よく使う人にはお得なポイントカードとなっているようです。

【支払い完了後は受け渡しカウンターで待つ】

支払いを済ませたら、横にスライドして受け渡しカウンターで注文したドリンクが出てくるのを待ちましょう。基本的には店員さんが注文したドリンクの名前を読み上げてくれるので、自分が何を注文したのか忘れないようにしたり、レシートで確認したりしましょう。

【スタバの頼み方】テイクアウトの注文の仕方

スタバでオーダーする際、店内利用か持ち帰りかを店員に聞かれ、選択します。

  • 店内に空いている座席がない
  • 店舗以外の場所で飲みたい

などのシチュエーションでは、ドリンクをテイクアウトすることになります。ちなみに持ち帰り時のドリンクの頼み方は店内利用時と全く一緒です。持ち帰りであることを最初に告げたら、上記の4つの工程に沿ってドリンクをオーダーしましょう。

  • スタバの基本的な頼み方

    購入の仕方はいたってシンプルです

【スタバの頼み方】カスタマイズの注文の仕方

スタバ初心者が特に難しいと感じてしまうのがカスタマイズです。ここでは初めての人でもできるカスタマイズの頼み方から、少し上級編の頼み方までを簡単にご紹介しましょう。

カスタマイズを頼む順番はいつ

注文に必要な情報は「サイズ」「ドリンクの種類」「ホット/アイス」「カスタマイズ」です。これらをどの順番で言ったらいいかが「迷いポイント」です。

最も店員さんにも間違われにくい注文の仕方は、「サイズ→ホットorアイス→ドリンク名→カスタマイズ」という順番です。これはスタバのレジの打ち方がサイズ、ドリンク、カスタマイズの順番になっているからです。

多くの人はドリンク名から言ってしまいがちなのですが、その順番だと店員さんはサイズを言ってもらうまでレジを打つことができないため、カスタマイズの注文内容を間違えやすくなってしまいます。

「トールサイズのホットのカフェミストで、ミルクを豆乳に変更してホイップとシロップ追加でお願いします」

スタバの店員さんが注文しやすくなる頼み方は、このようになるでしょう。つまり、カスタマイズは最後に頼むことになります。

初めての方でもこの順番を守れば、スムーズに慣れた雰囲気でカスタマイズの注文ができます。

初心者におすすめ! スタバの無料カスタマイズの種類

スタバのカスタマイズには有料と無料があります。初心者の方がカスタマイズの注文がしにくい理由は、どれが無料カスタマイズか有料カスタマイズか区別がつかないというのもあるようです。

無料カスタマイズできるのはミルク、パウダー、シロップ、ソースの4種類です。

【ミルク】

ミルクは低脂肪タイプや無脂肪タイプ、または通常のタイプであれば好きな種類を選んでドリンクに混ぜてもらうことができます。フォームミルクも量の調整が可能です。

【パウダー】

すでにドリンクに入っているパウダーは無料で量を調整可能です。「エキストラパウダー」「ライトパウダー」「ノンパウダー」といったオーダーをします。抹茶系のパウダーが人気なようです。

【シロップ】

パウダー同様、オーダーしたドリンクにシロップが入っていれば、無料で増量・減量のカスタマイズができます。頼み方は「エクストラシロップ」「ライトシロップ」「ノンシロップ」などです。

【ソース】

ソースはチョコレートソースやキャラメルソースがあり、全商品に無料でかけられます。甘党な人にとっては、無限でカスタマイズしたくなるような存在ですよね! 頼み方は「エキストラソース」「ライトソース」「ノンソース」といった具合です。

【ホイップ】

なお、もともとホイップクリームが乗っているフラペチーノなどのメニューは、ホイップクリームの増減も無料で行えます。頼み方は「エクストラホイップ」「ライトホイップ」「ノンホイップ」などです。

上級者におすすめ! スタバの有料カスタマイズの種類

無料カスタマイズだけだと物足りなくなってきたら、ちょっと贅沢に有料カスタマイズに挑戦してみましょう。シロップやホイップクリームは追加料金55円でカスタマイズできます。他にもスチームミルク、豆乳への変更や、エスプレッソショット、チョコチップの追加などが55円でできます。

プラス110円でシトラス果肉の追加や茶葉の追加ができるので、より豪華に楽しみたい人にはおすすめです。有料だと選べるカスタマイズの量もぐんと増えるので、どれだけ組み合わせを変えてみても飽きません。

スタバの期間限定カスタマイズ

さらに上級を極めてみたいという人は、期間限定のカスタマイズを狙ってみましょう。過去にはハニーホイップやチョコムースの追加、ラズベリーパンナコッタの追加と増量という期間限定のカスタマイズまで登場したケースもあります。

期間限定のカスタマイズ情報をいち早く仕入れ、期間中に実食する人こそ、スタバカスタマイズの上級者と言えるでしょう。

  • スタバのカスタマイズの頼み方

    カスタマイズにチャレンジしてみよう

【スタバの頼み方】コーヒーの注文の仕方

スタバのコーヒーの説明にはさまざまな表現が使われていますが、実は他のお店と少しだけ違うものがあります。自分が頼みたいと思ったのはこれじゃなかった……なんてことのないように、スタバのコーヒーで間違いやすい表現のメニューだけピックアップしてみましょう。

「ホット」

スタバでドリップコーヒーのホットを注文したい場合は、一言「ホット」と伝えるだけで注文できます。ブレンドコーヒーのつもりで「ブレンド」と注文すると、ハウスブレンドを出してくれることが多いようです。

「本日のコーヒー」がブレンドだった場合はそのまま出してくれることもありますが、ブレンドではないようならば、ブレンドではない旨を伝えてくれます。

「コーヒーの違いがそんなにわからない」というならば、思いきってバリスタに聞いてみるのもいいでしょう。「酸味が苦手」と伝えるだけでも、飲みやすいコーヒーをチョイスしてくれます。

「カフェミスト」

「カフェミスト」はドリップコーヒーと温かいミルクを半々に混ぜたドリンクのことで、カフェオレに近い飲み物だと思えばわかりやすいかもしれません。スタバにはカフェオレという表記の飲み物はないので、カフェオレが飲みたいと思ったらカフェミストを頼むといいでしょう。通常はスタンダードなミルクですが、豆乳や無脂肪ミルクに変更することもできるようです。

「カフェモカ」

「カフェモカ」という名前からほろ苦い飲み物を想像する人が多いようですが、カフェモカはエスプレッソとミルク、チョコレートシロップが合わさった飲み物です。そのためチョコレート好きには嬉しい飲み物ですが、甘いものが得意でない人には少し甘すぎるかもしれません。反対に甘党の人は「シロップ多め」の注文もできるので、自分の好みに合わせてカスタマイズしてみても面白いでしょう。

「カフェアメリカ―ノ」

スタバの「カフェアメリカ―ノ」は一般的なアメリカンとは異なる作り方をしています。アメリカンはドリップコーヒーを薄めて出すケースが多いのですが、スタバのカフェアメリカ―ノはエスプレッソをお湯か水で割っています。少し風味が異なるため、一般的なアメリカンを想定して注文すると少し戸惑うかもしれません。

  • スタバのコーヒーの頼み方に注意!

    スタバのコーヒーは他と少し違いがあるようです

【スタバの頼み方】フラペチーノの注文の仕方

季節ごとに特色のあるフラペチーノが登場するのも、スタバの魅力の一つです。すでに豪華なトッピングがされているフラペチーノですが、カスタマイズの頼み方はどのようにすればいいのかをみていきましょう。

カスタマイズにおすすめなフラペチーノ

スタバのフラペチーノは季節ごとに異なる味が楽しめるのが魅力ですが、一年中楽しむことができるフラペチーノの中でもカスタマイズにおすすめなのは次の5種類です。

  • 抹茶クリームフラペチーノ
  • キャラメルフラペチーノ
  • マンゴーパッションティーフラペチーノ
  • ダークモカチップフラペチーノ
  • エスプレッソアフォガードフラペチーノ

これらはどちらかといえば、女性に人気の高いフレーバーかもしれません。

フラペチーノにはコーヒーベース、ティーベース、クリームベースの3種類のベースがあります。どれにしたらいいのか迷ってしまったら、ベースから選んでみてもいいでしょう。

フラペチーノのカスタマイズの選び方

コーヒーも同様ですが、スタバのフラペチーノのカスタマイズに正解はありません。自分で「これがいい」と思ったカスタマイズにチャレンジしてみるのもいいですし、思いきって店員さんに聞いてみるのもいいでしょう。ネットの情報では見つからない、とっておきのカスタマイズを教えてくれるかもしれません。

近年はTwitterやInstagramなどのSNSで自作のカスタマイズを紹介している人もいるので、気に入ったカスタマイズを真似してみてもいいでしょう。カスタマイズの投稿は大抵、詳細を書いていることがほとんどなので、注文しやすいはずです。

初心者おすすめ! キャラメルフラペチーノのカスタマイズ例

スタンダードなアレンジが可能なキャラメルフラペチーノを例にとって、カスタマイズにチャレンジしてみましょう。

【キャラメルフラペチーノ×キャラメルソース】
【キャラメルフラペチーノ×チョコレートソース】

キャラメルフラペチーノはコーヒーとミルク、キャラメルシロップ、ホイップがすでに入っているので、これらを無料で増減できます。少し味を変えたいと思ったら、無料のキャラメルソースやチョコレートソースをプラスしてみましょう。

【キャラメルフラペチーノ×アーモンドミルク】
【キャラメルフラペチーノ×豆乳】

また、すでに入っているミルクを有料カスタマイズでアーモンドミルクにしてみたり、豆乳に変更してみたりしてカロリーを抑えるという選択肢もアリです。

スタバの注文方法をマスターして美味しいコーヒーを楽しもう

スタバの基本的な頼み方から、カスタマイズの頼み方までまとめました。スタバの注文は難しい言葉が並んでいるからといって、すべてを言う必要はありません。基本を押さえて、まずは注文に慣れるようにしましょう。

順番さえ把握していれば、カスタマイズでの頼み方もすぐに覚えることができます。ぜひさまざまな頼み方を楽しんでみてくださいね。