お笑い芸人のゆりやんレトリィバァが、阿部寛主演のTBS系日曜劇場『ドラゴン桜』(毎週日曜21:00~)で、超ポップな英語特別講師・由利杏奈を演じることが5日、発表された。日曜劇場初出演となる。

  • 英語特別講師・由利杏奈を演じるゆりやんレトリィバァ

本作は、週刊漫画誌『モーニング』にて2018年から連載されていた三田紀房による『ドラゴン桜2』が原作。2005年に放送された前作ドラマの原作である『ドラゴン桜』(2003年~2007年連載)の15年後を描く続編だ。第3話からスマホやSNSを使った新時代に沿った“桜木メソッド”が本格スタートし、Twitterを中心に話題になっている。

6日放送の第7話では、東大専科の7人が東大模試を受けることに。そんな彼らに、桜木(阿部寛)は「この模試で合格の見込みがないと判断された者は東大専科をやめてもらう!」と宣言。桜木が出したあまりに高いハードルに、生徒たちは困惑し、水野(長澤まさみ)も不安に襲われる。よくない雰囲気が流れる中、模試に備え桜木は英語の特別講師を招集する。その英語特別講師・由利杏奈(ゆり・あんな)をゆりやんレトリィバァが演じることが決定した。

日曜劇場初出演のゆりやんが演じる由利は、生徒たちの「リスニング力」を強化するために登場。前作の『ドラゴン桜』でも英語の特別講師として川口洋が招かれ、生徒たちにエアロビクスをしながらビートルズの曲の歌詞を復唱させる、という突飛な勉強法が展開されたが、由利も予想だにしないポップな方法で生徒たちのリスニング力を強化。はたしてその授業の方法とは・・・?

ゆりやんといえば、今年3月の「R-1グランプリ2021」で優勝、2017年には「女芸人No.1決定戦 THE W」優勝と2冠を達成し快挙を成し遂げたのが記憶に新しい。芸人としての活躍がめざましいゆりやんだが、実はアメリカ留学の経験があり、2019年にはアメリカの人気オーディション番組に出演、その英会話力でも大きな話題に。将来は世界で活躍できるタレントになりたいと語るほど海外志向が強い。そんなゆりやんが今回、英語講師として桜木たちとどのような芝居を繰り広げるのか。

そして、前回の放送で藤井(鈴鹿央士)と麻里(志田彩良)が加入し7人となった東大専科だが、東大模試で結果が出ない生徒は即クビというあまりに厳しい課題を与える桜木。その真意とは!? また、桜木は焦る生徒たちに「東大模試6カ条」を授ける。“桜木メソッド”から編み出された目からウロコのその内容にも注目だ。東大専科に突き付けられた厳しい試練。はたして生徒たちは東大模試を無事に乗り越えられるのか。

ゆりやんは「今回このお話をいただいたときは、すごくうれしかったんです。けど、前作も見ていたので『あの作品に本当に私が出られるの?』と恐れ多いという気持ちが最初の印象でした」と出演が決定したときの心境を告白。「でも実際に現場に入ってみると、緊張していた私に阿部寛さんをはじめキャストの皆さんが本当に優しく接してくださったので、のびのびと楽しくお芝居ができました。私が演じる杏奈が教える勉強法は、実は私が学生時代にやっていた勉強法と一緒なんです。誰かに教えてもらってやっていたわけではないですが、あの頃やっていた勉強法が的を射ていたんだと思って感慨深かったですし、お芝居をする上でも自分の実体験を生かして演じられた気がします」と撮影を振り返り、「その勉強法とはいったいどんな内容なのか? ぜひご期待いただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

プロデューサーの飯田和孝氏は「受験において英語のリスニングテストというのは、決して避けては通れないのですが、なかなか手をつけられない、どうやって取り組んだらよいかわからない分野です。私も学生時代は大の苦手で、だからこそ今回『ドラゴン桜』をやると決まった時、絶対に入れ込みたい内容でした。そしてちょうどその頃、ゆりやんさんが出場したアメリカのオーディション番組を動画配信サイトで見ていて、この人しかいないと思っていました。『楽しく学ぶ』という“桜木メソッド”を体現してくれる、そんな授業シーンを家族で一緒に踊りながら楽しんでいただければうれしいです」と起用理由を明かした。

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