女優の南沙良(18)が、TBS系日曜劇場『ドラゴン桜』(毎週日曜21:00~)への出演で、一気に注目度が高まっている。SNS上では毎回、「かわいい」「美少女」という声が続出。天真爛漫なイマドキ女子高生・早瀬菜緒役として存在感を放っているが、南自身は菜緒とは真逆の性格だという。これまで演じてきた役も悩みを抱えた人物が多く、本作で新境地を切り開いている。南にインタビューし、『ドラゴン桜』での挑戦について話を聞いた。

  • 『ドラゴン桜』早瀬菜緒役の南沙良

2005年に放送された『ドラゴン桜』の15年後を描く続編となる本作は、元暴走族の弁護士・桜木建二が、偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園の再建を目指し、元教え子の弁護士・水野直美(長澤まさみ)とともに、生徒たちを東大に合格させるために奮闘する物語。今回も心に響く桜木の名言が話題を呼び、高橋海人(King & Prince ※高ははしごだか)、南沙良、平手友梨奈らが演じる個性豊かな生徒とのやりとりが見どころとなっている。

東大クラス“東大専科”の早瀬菜緒を演じている南は、2014年に『nicola(ニコラ)』のモデルオーディションでグランプリを受賞し、同誌の専属モデルとして活躍。その後、2017年に映画『幼な子われらに生まれ』で女優デビューし、映画初主演作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2018年)では高い演技力が評価され報知映画賞新人賞やブルーリボン賞新人賞などを受賞した。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演が決定している期待の若手女優だ。

事務所の先輩で、憧れの存在と公言している新垣は、前作の『ドラゴン桜』で東大クラスの生徒・香坂よしのを演じ、ブレイクを果たした。憧れの先輩の出世作である『ドラゴン桜』の続編への出演。「前作のドラゴン桜は拝見させていただいたので、頑張りたいなと思っています」と意気込む。新垣と南は、ともにニコラモデル出身で、同じポッキーのCMに起用されるなど、これまでの経歴も共通点が多い。南も『ドラゴン桜』をきっかけに大きな飛躍を遂げそうだ。

南は本作が民放連ドラ初出演。女優として充実した日々を過ごしているようで、「同世代の方とお芝居する機会が今まであまりなかったので、そういう部分でもすごく刺激になっていますし、そうそうたる方と一緒にお芝居させていただけるのは、女優としても成長しているのではないかなと思います」とにっこり。

阿部と長澤からも刺激を受けている日々。「同じシーンでお芝居しているときは常に、改めてすごいなと感じています。存在感もそうですし、セリフの間やテンポ、一つ一つの言葉の重みもすごいなと思うので、私も必死についていきたい」と、2人の背中を追いかける。

また、桜木先生の言葉から学ぶことも多いようで、「言葉の一つ一つにしっかり重みがあり、実際にお芝居をしていてすごく響くなと感じています。生徒役のみんなもそうだと思いますが、役と一緒に成長している感じはあると思います」と語った。

ちなみに、阿部とは現場で仏像の話をしているそうで、「私、仏像鑑賞が好きなので。阿部さんも、たまに(仏像鑑賞に)行かれているみたいです」と説明。2人が仏像について話している姿を想像すると、ほっこりする。