近畿日本鉄道は12月8日から、南海電気鉄道と大阪難波駅で連絡する「ICOCA連絡定期券」を発売する。これと同時に、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)や京阪電気鉄道との間で設定している「ICOCA連絡定期券」の利用エリアを拡大する。

  • 南海電鉄との「ICOCA連絡定期券」利用エリア

近鉄と南海電鉄のIC連絡定期券は、南海側ですでに販売しており、今後は両社から販売されることになる。従来から販売している、大阪難波駅、近鉄日本橋駅、大阪上本町駅、大阪阿部野橋駅、長田駅で大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)と連絡する「ICOCA連絡定期券」の利用エリアは、近鉄線の奈良エリアを中心に大幅に拡大。地下鉄(Osaka Metro)線内でのエリアや乗車ルートも拡大する。

「鶴橋駅~JR大阪環状線~京橋駅」および近鉄丹波橋駅で京阪線と連絡する「ICOCA連絡定期券」の利用エリアも、近鉄線の奈良エリアを中心に大幅に拡大される。

  • 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)との「ICOCA連絡定期券」利用エリア

  • 京阪電気鉄道との「ICOCA連絡定期券」利用エリア

いずれも対象となるカードは「ICOCA」と「KIPS ICOCA」で、発売券種は通勤定期券と通学定期券。有効期間は1カ月・3カ月・6カ月となる。近鉄の黄色いリモートサポート付定期券特急券自動発売機、または近鉄の定期券発売窓口で発売する。

なお、「ICOCA連絡定期券」の利用エリア拡大にともない、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・京阪電気鉄道との磁気式の連絡定期券は12月8日から販売を取りやめる。