大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)とJR西日本は9日、地下鉄・ニュートラム全線とJR線の一部エリアが1枚で乗車可能になる「ICOCA連絡定期券」を12月8日から販売開始すると発表した。

  • 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)で発売する「ICOCA連絡定期券」

  • JR西日本で発売する「ICOCA連絡定期券」

「ICOCA連絡定期券」は、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の全線とJR西日本の京阪神エリアの一部を対象とし、区間が「Osaka Metro→JR西日本→Osaka Metro」「JR西日本→Osaka Metro→JR西日本」となる定期券は発売されない。発売額は両社の定期旅客運賃を合算した金額となる。

通勤定期券と通学定期券を発売し、それぞれ1カ月・3カ月・6カ月で選択可能。発売対象のICカードは「ICOCA」と「SMART ICOCA」で、磁気の連絡定期券は発売されない。「ICOCA」を新規購入する場合、デポジット(カード発行預り金)として500円が必要。手持ちの「ICOCA」「SMART ICOCA」に定期券を追加購入することで、「ICOCA連絡定期券」に変更することもできる。「KIPS ICOCA」や印字できない「記念デザインICOCA」の取扱いはなく、「SMART ICOCA」はJR西日本のみ取り扱う。

  • 「ICOCA連絡定期券」の発売範囲

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の発売箇所は定期券発売所や全駅構内券売機(ピンク色)とされ、券売機では資格確認が必要な定期券は発売しない。JR西日本の発売箇所は「ICOCA連絡定期券」発売範囲のおもな駅の「みどりの窓口」「みどりの券売機」とされ、ピンク色の自動券売機では発売されない。券売機では資格確認が必要な定期券を発売できない場合がある。