ひき逃げの疑いで先月29日に逮捕され、30日に釈放された俳優・伊藤健太郎が主演舞台『両国花錦闘士』を降板したことを受け、ジャニーズJr.の原嘉孝が主演を務めることが9日、明らかになった。

原嘉孝

原は同舞台で、主人公・昇龍の兄・清史ほかを演じる予定だったが、伊藤の降板を受け、主人公・昇龍役に決定。また、新キャストとして、清史役を木村了が演じることも発表された。

原は「急遽、昇龍役を演じることになり、正直最初は戸惑いを隠せませんでした。ですが、カンパニーの全メンバーがより一層、一致団結し、公演を観に来てくださるお客様方に最高な作品をお届けできるよう、日々、稽古に励んでおります。プレッシャーも当然ありますが、自分らしく、お芝居を楽しむ気持ちを忘れずに稽古含め約4ヶ月間完走したいと思います」と心境を明かし、「今だからこそできるエンターテインメント、今だからこそ表現できる僕たちカンパニーの熱量を、是非、劇場で感じていただけたら幸いです。千秋楽を迎える2021 年1月28日(木)まで、応援の程、よろしくお願いします」とメッセージ。

木村了

木村も「皆様、木村了でございます。この度、青木豪さんより最高に面白そうな作品に誘って頂き、お久しぶりの歌ありダンスありのエンターテイメントに戻って参りました。誠心誠意、表現させて頂きます。素敵なスタッフ・キャストの方達と一緒に、出来うる限りの力を尽くし、脚本段階で面白いこの作品を舞台上で必ず体現させたいと思います。そして、スタッフ・キャストの思いをお客様に届けられるように尽力致します。よろしくお願い致します」と意気込んでいる。

本作は、『ファンシイダンス』『陰陽師』などで知られる漫画家・岡野玲子氏の相撲漫画『両国花錦闘士』を初舞台化。力士であることに高い誇りを持ちながらも、美形でやせ型のナルシストである、“日本一セクシーなお相撲さん”昇龍を主人公に、歌あり、ダンスあり、笑いあり、そして、相撲ありのエンターテインメントを届ける。

舞台『両国花錦闘士』は、12月5日~23日に明治座で東京公演、2021年1月5日~13日に新歌舞伎座で大阪公演、2021年1月17日~28日に博多座で福岡公演が開催される。