JR北海道は18日、キハ261系5000番台「はまなす」編成による北海道鉄道140年記念列車を10~11月にかけて運転するとともに、各列車で実施するイベント等の詳細が決定したと発表した。

  • キハ261系5000番台「はまなす」編成(提供 : JR北海道)

キハ261系5000番台「はまなす」編成による北海道鉄道140年記念列車は、10月24・25日に網走方面、10月31日と11月1日に釧路方面、11月7・8日に函館方面、11月14・15日に稚内方面へ運転。いずれも特急券(指定席・自由席)等の購入で誰でも利用できる。当日は1号車「はまなすラウンジ」でイベントを行うほか、列車が発着する各駅(網走駅、釧路駅、函館駅、稚内駅)でもイベントを開催する予定。「はまなす」編成の特急列車の運転に合わせ、各地でラッピング車両を使用した快速・普通列車も特別に運転される。

10月24・25日は札幌発網走行「オホーツク1号」、網走発旭川行「大雪4号」を「はまなす」編成で運転。網走駅で乗換えとなる釧網本線の快速・普通列車(釧路駅8時57分発の網走行、網走駅15時10分発の釧路行)は「流氷物語号」ラッピング車両で運転される。

10月31日と11月1日は、札幌発釧路行「おおぞら3号」、釧路発札幌行「おおぞら8号」を「はまなす」編成で運転。釧路駅で乗換えとなる快速・普通列車のうち、花咲線(根室本線)の列車は「北海道の恵み」シリーズ「森の恵み」車両(釧路駅13時26分発の根室行)と「地球探索鉄道花咲線」車両(根室駅11時3分発の釧路行)を使用する。釧網本線の列車は「流氷物語号」ラッピング車両(網走駅10時24分発の釧路行、釧路駅14時16分発の網走行)を使用して運転される。

11月7・8日は札幌発函館行「北斗6号」、函館発札幌行「北斗19号」を「はまなす」編成で運転。函館駅から大沼方面の普通列車(函館駅12時31分発の森行、森駅16時7分発の函館行)を「北海道の恵み」シリーズ「森の恵み」車両で運転するほか、道南いさりび鉄道の普通列車(函館駅13時29分発の木古内行、木古内駅15時19発の函館行)も特別に「ながまれ号」車両で運転予定となっている。

  • 「キハ400宗谷線急行気動車風」車両の外観(提供 : JR北海道)

11月14・15日は札幌発稚内行「宗谷」、稚内発旭川行「サロベツ4号」を「はまなす」編成で運転。宗谷本線では同日、かつて急行列車に使用されたキハ400形の塗装を施した「キハ400宗谷線急行気動車風」車両の普通列車が特別に運転される。旭川駅6時3分発の普通列車(稚内行)に名寄駅まで連結された後、名寄駅16時15分発の普通列車(旭川行)にも使用される予定。名寄駅にて「はまなす」編成の「サロベツ4号」から「キハ400宗谷線急行気動車風」車両の普通列車へ乗り換えられる。