「◯歳までに1,000万円」という貯金の目標を掲げる人は多く、1,000万円という金額は貯金におけるひとつの指標といえるでしょう。

毎日コツコツと節約するだけでは、1,000万円は達成が難しい金額にも思えます。しかし、無理のない範囲でお金を貯めて、1,000万円の貯金を達成できている人もいます。一般的な生活費と収入で1,000万円貯められる人は、どのような貯金を続けているのでしょうか。

ここでは、1,000万円の貯金に成功するための心掛けや、具体的な方法についてご紹介します。

  • 「1,000万円」貯められる人になるコツは?

    「1,000万円」貯められる人になるコツは?

1,000万円の金融資産を持つ人はどのくらいいる?

参考値として、預貯金以外に株や債権、積立保険などを含む金融資産1,000万円を保有している人はどれくらいいるのか、世代別に見ていきましょう。

金融広報中央委員会の実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」によると、2019年における1,000万~1500万円保有世帯の割合は次のようになっています。

■金融資産保有額(金融資産保有世帯) 令和元年

世帯主の世代 1,000万円~1,500万円保有世帯の割合
全国 8.20%
20代 2.00%
30代 9.70%
40代 11.50%
50代 9.30%
60代 9.80%

※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」(2019年)

1,000万円~1,500万円未満の金融資産を保有しているのは40代の割合が一番高く、20代後半~30代で本格的に貯金や資産運用をスタートして、1,000万円以上の資産を保有できたのではないかと考えられます。

もちろん、貯金や資産運用を始めるタイミングやそのやり方次第では、20代や30代で達成することも十分に可能です。

1,000万円貯める人が実践している方法とは?

1,000万円の貯金ができる人は、どのようなことを心掛けているのでしょうか。

ここでは、貯金に成功するために実践したい、3つの方法を紹介します。

いつまでに達成したいのか、目標を立てる

1,000万円の貯金を達成するためには、「いつまでに貯めるか」という目標を明確に掲げることが大切です。

「◯年で1,000万円貯める」と目標を立てたら、毎月いくらを貯金に回して、ボーナス月はさらにいくら貯金できるかを決めていきます。

例えば、「10年で1,000万円を貯金する」という目標であれば、次のように計画を立てることができます。

・毎月の貯金額:7万円
7万円×12ヵ月=84万円

・年2回のボーナス月:+10万円
10万円×2回=20万円

・1年間の貯金額
84万円+20万円=104万円

このとおりに貯金できれば、10年間で1,040万円の貯金を達成できます。

これはあくまでシンプルな例ですが、まずは毎月貯金にいくら回せるのか、明確な目標を作ることが1,000万円を貯金するための第一歩といえるでしょう。

貯金のサイクルに慣れてきたら、収入に合わせて毎月の貯金額を増やす、大きな買い物をする予定も踏まえて再度貯金額をシミュレーションするなど都度見直していくと、より現実的な貯金達成の時期を割り出すことができます。

無駄な支出はとにかくカットする

毎月の生活費を見直して、無駄な支出をカットすることは欠かせません。

例えば、外出先でつい買ってしまう飲み物やおやつを減らすことを続けていくと、出費を減らすことができます。

買い物に行くときは、買う物と予算を決めた上で出掛けて、無計画な買い物をしないように心掛けることもポイントです。

日頃から貯金につながる情報収集を心掛ける

貯金に成功している人の多くが、普段から貯金につながるさまざまな情報収集を習慣化しています。

ポイントを貯めてお得に買い物に使う「ポイ活」や、各種サービスの早割や無料サービスなど、節約につながる情報やサービスはさまざまです。

あらゆる出費をお得にしようとすると手間も時間もかかるため、まずは実践しやすいものはないかリサーチすることをおすすめします。

あわせて読みたい : ポイ活とは? 自分に向いているポイ活の選び方も解説

お金を効率的に貯める方法

お金を効率良く貯めるには、貯金の仕方を工夫することも大切です。最後に、おすすめの貯金方法をご紹介します。

家計簿を活用して収支を把握する

無理なく節約を続けるためには、毎月の収支状況を知ることが大切です。家計管理のためには、簡単なものでもいいので家計簿をつけてみましょう。

最近は、手軽に家計管理ができる家計簿アプリがありますので、初めて家計簿をつける人におすすめです。

「先取り貯金」でお金を管理

例えば、「毎月5万円貯金」と目標を掲げたとしても、結局手元にお金があると使ってしまって、貯金に回すお金が残らないという人もいるのではないでしょうか。

そういった場合におすすめなのが、収入があった時点で、給料から天引きして必ず何割かを先に貯蓄に回す「先取り貯金」です。先取り貯金をした残りの金額で生活費をやりくりすると、毎月確実に貯金することができます。

自動的にお金を貯められる積立保険を活用する

普段使いの銀行口座へ貯金をすると、つい使ってしまいそうで不安という人は、強制的に貯金ができる制度を検討してみましょう。

例えば、勤め先によっては、「財形貯蓄制度」や「企業型確定拠出年金」などの制度を利用できます。毎月の給与から貯蓄分が天引きされて振り込まれるため、自動的にお金を貯められるのでおすすめです。

また、給与振込用口座に自動積立口座を用意することでも自動的に貯金ができる上、引き出しの際には手続きが必要になるため無駄遣いへの抑止力になります。「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などの制度を利用するのもおすすめです。自分に合った制度を探して、活用してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい : NISA・つみたてNISAとは? 基礎から運用方法までわかりやすく解説

1,000万円貯金は具体的な計画があれば達成が見えてくる

1,000万円貯めるのは大変なように思えますが、毎月の貯金額をシミュレーションした上で具体的な目標期間を決めれば、十分達成が見えてくる金額といえるでしょう。

将来、安心して暮らすためにも、貯金はできるだけ早めにスタートしておきたいものです。まずは、毎月の収支を把握して生活費を見直し、無理なく達成できる範囲で、自分なりの貯金計画を立ててみてはいかがでしょうか。