京阪電気鉄道は12月1日から、「ICOCA」による新たなポイントサービス「京阪電車ポイント還元サービス」を京阪線と鋼索線で実施する。一方、交通系ICカードの利用増加などを理由に、京阪線と鋼索線の回数券が12月30日で販売を終了する。

  • 京阪線・鋼索線で「ICOCA」による新たなポイントサービス「京阪電車ポイント還元サービス」を実施

「京阪電車ポイント還元サービス」は、同サービスに登録した「ICOCA」で対象路線の同一運賃区間を1カ月間(各月1日から末日まで)に11回以上乗車した場合、11回目以降の利用において、乗車運賃合算額の10%分をポイントとして付与するサービス。「ICOCA」の登録は京阪電車の自動券売機またはチャージ機で行う。一例として、340円区間を14回乗車した場合、11回目以降の4回分の運賃合計金額1,360円(340円×4回)に対し、10%の130ポイント(1ポイント単位の端数は切り捨て)を付与する。

貯まったポイントは翌月15日以降に京阪電車の自動券売機・チャージ機でチャージすることで、1ポイント1円として電車の利用や買い物に使用できる。自動ではチャージされず、利用月から起算して3カ月後の末日までにチャージしなかった場合はポイントが失効となる。

  • 京阪線の自動券売機またはチャージ機でICOCAを登録するとポイント還元の対象に

  • 「京阪電車ポイント還元サービス」利用の流れ

なお、京阪線・鋼索線の回数券に関して、利用率減少と、「ICOCA」「PiTaPa」をはじめとする交通系ICカードの利用増加を受け、普通回数券、時差回数券、土・休日割引回数券の3種類が12月30日をもって販売終了。2021年12月31日で利用も終了する。身体障がい者・知的障がい者割引普通回数券と通学割引回数券は廃止しない。