国民一人当たりに10万円が支給される特別定額給付金。決定までには紆余曲折があり、やっと開始された支給にあたっても、ネット申請の煩雑さや窓口の混雑など、さまざまな問題点が指摘されている。実際の入金にかなり時間がかかる自治体も多いようだ。

ただ、そうは言っても社会全体に自粛ムードが広がり、経済活動が停滞している現状にあって、この10万円給付はとてもありがたいこともまた事実だろう。そこで今回はマイナビニュース会員806人にアンケートを実施し、「特別定額給付金の使い道」について聞いてみた。

  • 特別定額給付金、あなたは何に使う?

Q.あなたは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う特別定額給付金10万円を申請しましたか、もしくは申請する予定ですか?

「はい」(92.6%)
「いいえ」(7.4%)

Q.特別定額給付金の使い道について、当てはまるものをすべて選択してく ださい(複数選択可)

1位「食費」(45.7%)
2位「貯金」(36.2%)
3位「日用雑貨の購入費用」(18.6%)
4位「税金の支払い」(18.0%)
5位「公共料金の支払い」(17.6%)
6位「家賃・住宅ローンなどの支払い」(13.4%)
7位「通信費」(9.5%)
8位「子どもの教育費」(8.6%)
9位「娯楽費」(7.9%)
10位「医療費」(7.6%)

Q.どのように使いますか? 具体的に教えてください(自由回答)

■「食費」

・「とりあえず美味しいものを買って食べたい」(45歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
・「美味しいものを取り寄せる」(38歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「今までに増えた食費への補填」(45歳女性/フィットネスクラブ/専門サービス関連)
・「給料が減給になった分、ある程度食費にまわそうかと思っています」(42歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「自粛中外食ができなかったので、飲食店が再開したらおいしいものを贅沢に食べに行きたい。あとは子どもが休み中にかかった食費など、増加分の補填」(47歳男性/流通・チェーンストア/営業関連)
・「家族と相談し、ちょっと良い食材を買うなどして地域に還元できる方法を考えたいと思う」(32歳女性/金融総合グループ/事務・企画・経営関連)

■「貯金」

・「今後の状況変化に対応するために、とりあえず貯金」(46歳男性/ホームセンター/販売・サービス関連)
・「まだ何が起こるかわからないので、必要最小限の出費に留めて貯蓄しておきたい」(47歳男性/総合商社/事務・企画・経営関連)
・「どうせこのお金のせいで税金を上げられるから、貯金しておく」(31歳女性/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連)
・「貯蓄し、ゆくゆくは資産運用に回す」(36歳女性/不動産/事務・企画・経営関連)

■「日用雑貨の購入費用」

・「生活費や日用品購入で消えると思います」(46歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「値段が上がっているマスクを買いたいです」(36歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「現在パートで働いてるが、コロナの影響もあり就業時間が減った。給料が下がるので日々の生活費として使い、残りは貯金する」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「6年間買い換えを我慢していたコンタクトレンズを買う」(47歳男性/銀行/営業関連)
・「毎日の生活に必要なものを買うために使う。とくに衛生用品は手に入りにくくて、見つけたら買うことを繰り返している。いつもは安い時に狙って買っていたときより価格が高いときに買ってしまっていて、出費につながっている。ハンドソープや消毒液、マスクの出費もかさんでいるので、その補填に使いたい」(46歳女性/コンピューター機器/IT関連技術職)

■「税金の支払い」

・「税金を納める時期なので、その支払いに使います」(49歳女性/建設・土木/専門サービス関連)
・「今年から自動車税が増えているので、その補填に充てたい」(39歳女性/専門コンサルタント/クリエイティブ関連)
・「固定資産税を払ったらて終わりです。反対に足りません」(48歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「固定資産税、自動車税、所得税、賃貸契約の更新費用」(47歳女性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「タイミングがよすぎて、自動車税で徴収される。10万円では足りない!」(47歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)

■「公共料金の支払い」

・「各種支払いに充てます」(48歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「公共料金など、生活に必要な支払いに使う」(39歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「食費や公共料金などの支払いに充てて、計画的に利用する予定」(47歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「収入が減った分、公共料金の支払いが厳しいので利用します。余裕があれば、医療従事者への慰労として寄付したいですね」(49歳女性/設計/建築・土木関連技術職)

■「家賃・住宅ローンなどの支払い」

・「口座から引出さず、そのまま家賃引き落としにあてる」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「仕事場の家賃の支払いをする」(39歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「家賃・生活費で消える。東京で10万で足りる訳がない」(36歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■「通信費」

・「支出の多い通信費に使う」(43歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「通信機器を購入」(47歳男性/不動産/専門職関連)
・「子ども用リモートPCを買う」(45歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

■「子どもの教育費」

・「学校に通うことが出来なかった子どもの教育に使用したいと思う」(48歳男性/流通・チェーンストア/IT関連技術職)
・「学校がオンライン授業をするため、子どもが格安スマホの場合、ネット環境を整えたり、キャリアではないのでデータ量の提供もないので費用がかさむ。また、学校には行っていないので、自宅での食費などもかさんでいる。そういったことの損失補填に使う予定」(45歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「オンラインで始めた子どもの習い事と、高騰している食料品の購入費用の足しに」(40歳女性/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「子どもに支給される額のうち学費が大半で、いくらかは小遣いを渡します。親に支給される額は、自動車税の支払いと日用品の買い物に使います。それとコロナが落ち着けば家族で外食にでも行きたいと思っています」(48歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「東京にいる子どもの寮費に使う」(45歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)

■「娯楽費」

・「主にレジャー費に使いたいと思います」(46歳男性/食品/その他技術職)
・「家族全員が有意義に使えるように、娯楽費に充てる」(46歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/営業関連)
・「子どもが田舎に帰省出来ないので、お小遣いやお盆玉がもらえなかったのでゲーム等を買ってあげる」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■「医療費」

・「通院している病院の治療費に充てる」(36歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「歯医者で虫歯治療のために使う」(29歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「自粛明けは中断している治療を再開するので、医療費に使う」(38歳女性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)