新型コロナウイルスに感染したフリーアナウンサーの赤江珠緒が、29日放送のTBSラジオ『たまむすび』(毎週月~木曜13:00~15:30)にメッセージを寄せ、レントゲン再検査で肺炎と診断され、入院していることを明かした。

赤江珠緒

赤江は「4月15日に発症してから連日37.5度くらいの熱が続いています。当初は味覚障害と多少の胸の痛み、咳はあったものの、レントゲン検査で肺炎症状もみられず、血液検査もさほど悪い数字ではない、軽症という診断で、娘がいるということもあり自宅療養を続けていました」と振り返り、「熱は微熱の範囲でしたが、寒さやだるさなどがあり、解熱剤でしのいでいました。ただ、発熱は思ったよりだらだら長引きます。軽症とはいえ、今までの風邪などとは違う感じがしました」と伝えた。

約10日間、娘と2人で自宅で過ごしたが、医師の勧めで改めてレントゲン検査と血液検査をした結果、肺炎と診断され、発症11日目から入院。「当初は軽症で肺炎症状がなかった私ですが、自分が悪化しているのかどうかを判断するのは難しかったです。それほど悪くなっていない気もするし、もう少し様子を見るか、と自宅療養を続ける気持ちの方が大きかったです。ただ、いざ検査をしてみると即入院ということでした。今は入院して症状が落ち着いていますが、あのままにしていたらと思うと、少し怖いです」と打ち明けた。

そして、「恐らく自宅療養をされている方、軽症の方も、医療崩壊を避けるためにまだ入院は、と躊躇される方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。そのまま乗り越えられる方もいらっしゃるでしょう。ただ10日目を境に悪化するケースも頻発しているようです」と指摘し、「改善しているのか悪化しているのか自分で判断するのはかなり難しいというのが実感です。ですので、軽症の方も数日後に再び肺の検査を必須でできるような体制ができないだろうか。そうすれば救える命も増えるのではないかと思いました」と再検査を必須にする体制を提案した。

赤江は、夫に感染の疑いが発覚した13日から同番組のスタジオ出演を欠席。16日にメッセージを寄せ、夫の感染を公表した。18日には、番組公式サイトを通じて、自身のPCR検査の結果、陽性が出たことを発表。娘は陰性だったことも明かした。

この日は、夫が退院したことも報告。「夫は40度近い熱が続く状況で、早々に入院しておりました。肺炎が重症化し、一時は深刻な事態になりかけましたが、医療スタッフの皆さんのおかげで持ち直し、現在は回復に向かい退院できました」と伝えた。