JR東日本は8日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、特急「サフィール踊り子」の車内サービスを中止すると発表。あわせて同社が運行する「のってたのしい列車」も運休を決めたと発表した。

  • 特急「サフィール踊り子」の車内サービスが中止に

新型車両E261系の特急「サフィール踊り子」は、伊豆方面の新たな観光列車として3月14日にデビュー。4号車のカフェテリアにおいて、オープンスタイルのキッチンでこだわりのヌードル(ラーメン)を提供していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から営業中止に。飲み物などの車内販売も中止となる。

「サフィール踊り子」の車内サービスを中止する期間は5月31日まで。スマートフォンによる事前注文サービス「サフィールPay」ですでに注文した商品はすべて取り消し、手数料なしで払い戻すとのこと。

JR東日本管内で運行される、車窓の景色や車内での飲食・体験などを楽しむことを目的とした列車「のってたのしい列車」も4月10日から5月31日まで運休。首都圏エリアの「SLぐんま みなかみ」「SLぐんま よこかわ」「B.B.BASE」、東北エリアの「とれいゆ つばさ」「SL銀河」「リゾートあすなろ」「リゾートしらかみ」、信越エリアの「SLばんえつ物語」「海里」「現美新幹線」などの列車が運休の対象となる。期間中の運休本数は1,000本。6月以降については決まり次第、発表される。