JRグループは7日、「青春18きっぷ」を2020年も春季・夏季・冬季に発売すると発表した。全国のJR線で快速・普通列車の普通車自由席に乗降り自由となるほか、BRTやJR西日本宮島フェリーも利用できる。発売額は1万2,050円(大人・こども同額)となる。

  • 全国のJR線の快速・普通列車(普通車自由席)に乗降り自由の「青春18きっぷ」が2020年も発売

「青春18きっぷ」は1枚のきっぷで5回(1回あたりの有効期間は乗車日当日限り)まで利用可能。年齢にかかわらず誰でも利用できる。

2020年の春季は2月20日から3月31日まで販売し、利用期間は3月1日から4月10日まで。夏季は7月1日から8月31日まで販売し、利用期間は7月20日から9月10日まで。冬季は12月1~31日に販売し、利用期間は12月10日から1月10日まで。全国のJRのおもな駅、旅行センター、おもな旅行会社等で発売される。

JR線の快速・普通列車(普通車自由席)とBRT、JR西日本宮島フェリーに乗降り自由で、他社線はJR線と直通運転を行う路線も含めて利用不可。ただし、青い森鉄道八戸~青森間(乗降可能駅は八戸駅・野辺地駅・青森駅)、IRいしかわ鉄道金沢~津幡間(乗降可能駅は金沢駅・津幡駅)、あいの風とやま鉄道高岡~富山間(乗降可能駅は高岡駅・富山駅)はJR線へ通過利用する場合に限り、快速・普通列車の普通車自由席に乗車できる。

新幹線や特急列車には乗車できないが、特例として石勝線新夕張~新得間は区間内相互発着の場合に限り、特急列車等の普通車自由席に乗車できるほか、奥羽本線新青森~青森間も区間内相互発着の場合に限り、特急列車等の普通車自由席と全車指定席で運転される快速・普通列車の普通車の空席に乗車可能。佐世保線早岐~佐世保間、宮崎空港線を含む宮崎~宮崎空港間も区間内に限り、特急列車の普通車自由席に乗車できる。

快速・普通列車のグリーン車指定席は利用不可だが、グリーン車自由席はグリーン券を別途購入すれば「青春18きっぷ」で乗車可能。快速・普通列車の普通車指定席や乗車整理料金・ホームライナー料金が必要な列車も、料金を別途支払うことで乗車できる。乗車日が翌日にまたがる場合、乗車した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効、東京・大阪の電車特定区間内は終電まで利用できる。払戻しは未使用で有効期間内に限り可能(手数料が必要)で、列車の運休・遅延による払戻しは行わない。

なお、「青春18きっぷ」の発売に合わせ、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を発売することも発表されている。