「ミュージカル『刀剣乱舞』 歌合 乱舞狂乱 2019」が23日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで大千秋楽を迎えた。

  • ミュージカル『刀剣乱舞』 歌合 乱舞狂乱 2019

    ミュージカル『刀剣乱舞』 歌合 乱舞狂乱 2019

同公演は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」をミュージカル化した、ミュージカル『刀剣乱舞』の特別公演。「懐かしき音」(脚本:浅井さやか)、「根兵糖合戦」(脚本:畑雅文)、「にっかり青江 篝火講談 〜夏虫の戯れ〜」(脚本:赤澤ムック)、「梅 the Way」(脚本:川尻恵太)、「美的風靡」(脚本:三浦香)、「小狐幻影抄」(脚本:白川ユキ)といった短編の芝居とライブパートが盛り込まれ、これまで毎冬上演してきた大型ライブ 「真剣乱舞祭」にかわり、『刀ミュ』の新境地を拓く独自のエンターテイメントとなっている。

長野ビッグハット、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ、北海きたえーる、福岡国際センター、広島グリーンアリーナ、さいたまスーパーアリーナ、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)ホールA、大阪城ホール、武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナと全国9都市をめぐる大型ツアーで、会場も熱狂に包まれた同公演。

北園涼(小狐丸役)、崎山つばさ(石切丸役)、大平峻也(今剣役)、鳥越裕貴(大和守安定役)、有澤樟太郎(和泉守兼定役)、阪本奨悟(堀川国広役)、高橋健介(蜂須賀虎徹役)、伊万里有(長曽祢虎徹役)、荒木宏文(にっかり青江役)、spi(蜻蛉切役)、横田龍儀(物吉貞宗役)、牧島輝(大俱利伽羅役)、田村心(陸奥守吉行役)、丘山晴己(巴形薙刀役)、仲田博喜(明石国行役)、岡宮来夢(鶴丸国永役)、 田中涼星(御手杵役)、田村升吾(篭手切江役)、鷲尾昇(徳川家康役)、大野瑞生(松平信康役) 、二葉要(結城秀康役)、二葉勇(永見貞愛役)らが登場。新たな刀剣男士として、桑名江役の福井巴也(長野、宮城、北海道、福岡、広島、埼玉公演)、松井江役の笹森裕貴(愛知・大阪・東京公演)も出演し、会場を沸かせる。笹森はミュージカル『刀剣乱舞』春の新作公演にも出演することが明らかになった。

公演は浄衣に身を包んだ刀剣男士たちの荘厳な空気で始まり、判者の鶴丸国永を中心に刀剣男士たちが左方・右方にわかれ、講師が交互に和歌を詠みあげるという、まさに"歌合"の形式で、日本の文化をエンターテインメントに仕立て上げる。和歌と連動した短編芝居では彼らの日常や心情が描かれ、講談や落語などの要素も盛り込まれた。

さらにライブパートではメインのステージだけでなくバックステージを多用し、刀剣男士が客席の間を縦横無尽に駆け巡る。レーザーや火柱、スパークなど大型会場ならではの演出に観客は歓声。美しい歌声を響かせる蜻蛉切や鶴丸国永、リボンをひらめかせ舞い踊る巴形薙刀、まさかのギター演奏で観客を驚かせる堀川国広など、それぞれを演じるキャストが特技を生かす。また、ライブパートの「獣」では、手袋を口で外す石切丸の姿に一際大きな悲鳴があがっていた。

芝居パート、ライブパートが融合した最後には、公演開幕前の動画も話題になったという謎めいた「君待ちの唄」により、これまでの流れがすべてにまとまる大きなラストも。大千秋楽を迎えた23日の夜には観客が一斉にSNSで公演内容に触れる内容を興奮気味に語り、「こんぺいとう」「桑名くん」「松井くん」などの関連ワードがTwitterのトレンドを席巻した。現在、動画配信サービス・DMM.comにて見逃し配信、ディレイ配信も行っている。

※写真は、長野・福岡・東京公演のものです。

(C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会