ミュージカル『刀剣乱舞』 ~葵咲本紀~の公開ゲネプロが3日に東京・天王洲 銀河劇場で行われ、仲田博喜(明石国行役)、太田基裕(千子村正役)、spi(蜻蛉切役)、岡宮来夢(鶴丸国永役)、田中涼星(御手杵役)、田村升吾(篭手切江役)が取材に応じた。

  • 左から田村升吾、岡宮来夢、spi、太田基裕、仲田博喜、田中涼星

同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」をミュージカル化「葵咲本紀」は、「結びの響、始まりの音」以来、約1年ぶりのミュージカル本公演新作で、「刀ミュ」シリーズとしては6作品目となる。

初参加となった仲田は「明石国行くんはやる気ないキャラクターなんですけども、やる気なしだと取材にならないので、やる気満々でいかせていただきたいと思います」と宣言。「笑うところです」と苦笑し、「最初なんで、緩めようかと思ったんですけど……」とこぼした。

太田は「新作公演ということで、また新たな千子村正としての一面に出会えると思うと、僕自身も非常に楽しみでたまらないです」と心境を明かし、spiは「僕自身が刀剣乱舞のミュージカルのファンなので、新しく刀剣男士が出てくるのが本当に嬉しくて。みんなの稽古も見たりして、わくわくしちゃってて、毎日みんなをご飯に連れてったりして、わくわくがあふれちゃって。早く皆様の前に4人が出ていくのが本当に楽しみです」と喜びを表した。

岡宮は「稽古期間2カ月あって。初めてのことが多くて、自分にとっても挑戦になる舞台だなと思う」と語り、田中は「稽古場でspiさんと太田さんからアドバイスを受けて、新しい4振りも互いを助け合いながら、鼓舞しあいながら稽古にのぞめた」と振り返る。田村は「篭手切江が初めて登場するシーンは今までのミュージカル刀剣乱舞にはない挑戦だなと思うので、僕もそこを見ていただければ嬉しい」と自身の見どころを明かした。

新たな4人は先輩について、そして先輩の2人は後輩についての印象を、と求められると、キャスト陣は「長くなっちゃうからざっくり」と話し合いつつ、田中が太田&spiを「すごく頼もしいお二人です」と一言で済ませたために、「ざっくり!!」と周囲からツッコミが。「しっかりした先輩です。背中で語ってくれる、すごく優しい先輩です」(仲田)、「わからないことはすぐ教えてくださったり僕らより少しはやく稽古場に来て練習している姿を見たり、そういうところからたくさん学びました」(岡宮)、「安心感がある。日常でもすごく甘えられる存在だし、作品の中でも土台を作ってくれる」(田村)と後輩陣の絶賛に、先輩の2人は「めっちゃプレッシャーかけるな」と照れた様子を見せる。

逆にspiは後輩たちについて「僕は歌が好きなので、歌に対してストイックに頑張ってくれたのがすごい嬉しかった」と語る。太田は「先輩後輩関係なく舞台上では同士として。稽古場ではいろんなやるべきことがあって、ともに苦しんで今日まで来たので、リスペクトしながら高め合っていけたらいいと思います」とまとめた。

公演は天王洲 銀河劇場にて3日〜18日。また大阪、兵庫、福岡、東京凱旋公演を予定している。