仕事で頑張った部下たちへの労いや、仲間への応援、友だちの記念日に。食事をごちそうして喜んでもらえたら、ごちそうした方もとても気分がいい。そんな思いを、遠く離れた人にも届けることができる新サービス「ごちめし」が誕生した。

  • 遠くのあの人にもごちそうを! 新サービス「ごちめし」は気分がイイ

    音楽が配信やサブスクリプションで遠くの人にも届けられるように、「どんな遠方の人にも、アプリを通して想いを届けられるようなサービスになれば」という今井了介さん

「ごちめし」は、人から人への感謝や応援したい気持ちなど様々な想いを「ごちる」という形に変えて、どんな遠方からでも人にごちそうをしたり、ごちそうされることができるスマホアプリ。会社の同僚や友人、家族への「ごち」はもちろん、飲食店への応援、こども食堂への支援等、様々なシチュエーションで活用することができるという。

音楽プロデューサーが発起人の心温まるサービス「ごちめし」

10月31日に都内で行われた正式ローンチ発表・体験会には、発案者であるGigi株式会社 代表取締役・今井了介さんが登壇した。今井さんは、音楽プロデューサーとして安室奈美恵、浜崎あゆみ、三浦大知、Little Glee Monster等々、様々な人気アーティストの作品を手掛けてきた人物だ。

  • 「ごちめし」アプリの画面。どんなお店のどんなメニューがあるかワクワク

その今井さんが食にまつわるサービスを始めることになったきっかけは、東日本大震災。震災時に多くの音楽家がそうだったように今井さんも「こんなとき音楽に何ができるのか? 」と悩んだという。もちろん、音楽が人々の心の支えにもなったことも間違いないが、より人間の生活にとって欠かせないもの、衣食住にコミットしたいと考えるようになったそうだ。サービス内容の原点は、北海道帯広の定食屋「結(ゆい)」で行われていたもの。同店では、お客さんが自分が食べた食事の代金を多めに払い、たまった分で食べ盛りの子どもたちに無料で食事を提供しているという。そのシステムに感銘を受けた今井さんは、そうした善意的な世界観をデジタル技術をベースに、地域、世界に広げていくプロジェクトとして「ごちめし」を誕生させたという。

筆者も"ごち"になってみた

「ごちめし」で「ごちる」方法は、友人や知人等つながりが見える人に送る「ご指名ごち」と、その店に訪れた人なら誰でも食事をすることができる「オープンごち」の2つがある。どちらかを選択して、好きな店のごちそうしたいメニューを決めてメッセージを送ることで完了する。頑張っている部下への感謝や、仕事でミスしてしまった同僚を励ますために「ご指名ごち」をしたり、地元の友人がオープンさせた店、被災地のあの店を応援するために「オープンごち」を利用したりと、「ごちり方」は様々だ。

  • こんな感じで「ごち」がメッセージと共に届く。これは嬉しい!

「ご指名ごち」を受けた人は、アプリメニューの「自分宛てごち」から、オーダー画面を店員さんに見せてタップしてもらう。「オープンごち」を利用する場合は、店にあるQRコードを読み込み、希望のメニューを選択して店員さんに画面をタップしてもらう。また、ごちってくれた人に、アプリを通して感謝のメッセージを送ることもできる。体験会では、実際にアプリを開いて、「TACO RiCO アークヒルズ店」のブリトーを「ごちられる」ことができた。なるほど、感謝や応援の気持ちを伝える方法はたくさんあるけれど、食事をごちそうされることって、どんなプレゼントや言葉よりも嬉しいし、こちらも気軽に受け取ることができる。「ごちられる」側も、「ごちる」側も気分が良いサービスだ。

  • ごちになったのは、外国人にも人気の「TACO RiCO」アークヒルズ店のブリトー。具材たっぷりで食べ応えがあって最高

「音楽が配信やサブスクリプションで遠くの人にも届けられるように、どんな遠方の人にもアプリを通して想いを届けられるようなサービスになれば」という今井了介さん。サービスは詳細はオフィシャル・ウェブサイトまで。

  • 実際にごちられてみたらなんだかとてもイイ気分になった

著者:岡本貴之

1971年新潟県生まれのフリーライター。音楽取材の他、グルメ 取材、様々なカルチャーの体験レポート等、多岐にわたり取材・ 執筆している。好きなRCサクセションのアルバムは『BLUE』。趣味はプロレス・格闘技観戦。著書は『I LIKE YOU 忌野清志郎』(岡本貴之編・河出書房新社)」