JR北海道は10月14日の「鉄道の日」に合わせ、安平町「道の駅あびらD51ステーション」にて、夕張支線の気動車用サイドボードの譲渡式を実施した。

  • 夕張駅で発車を待つ普通列車(2017年8月撮影)。夕張支線(石勝線新夕張~夕張間)は2019年3月31日の運行を最後に廃止された

  • 気動車用サイドボード写真

今回、安平町から「夕張支線で使用していました気動車用サイドボードを譲渡して頂きたい」との依頼がJR北海道にあり、北海道開拓に寄与した夕張支線・室蘭本線の歴史と鉄道の文化的価値を広く知ってもらうため、「鉄道の日」に譲渡式を行うとJR北海道は説明。「道の駅あびらD51ステーション」のD51屋外展示場にて式が開催され、「夕張 - 追分」(表)・「夕張 - 苫小牧」(裏)など計8枚のサイドボードが譲渡された。

なお、会場ではこの日、キハ183系の車窓から蒸気機関車D51形の出庫を眺められる「特急の車窓から with ウクレレミニコンサート」をはじめ、D51形320号機の屋外展示、本物と同じ原理で走るミニSLの運行といった企画も行われたという。