リクルート住まいカンパニーは10月9日、東京都目黒区の家賃相場が安い街ランキングを発表した。2019年3月1日~5月31日に、不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」に掲載された賃貸物件の管理費を含む月額賃料から中央値を算出した。調査対象駅は目黒区の9駅。駅から徒歩15分以内で、住戸名寄せあり、物件数11件以上、中古マンション価格は築年数40年未満を対象とした。

  • 目黒区の家賃相場が安い街(駅)ランキング(シングル向け)

    目黒区の家賃相場が安い街(駅)ランキング(シングル向け)

目黒区は「SUUMO住みたい自治体ランキング2019」(2019年2月発表)で3位に選出された人気エリア。区が実施する世論調査では毎年、定住意向の割合が9割を超える。また女性比率が高く、20~30代女性の転入数も多いという。

シングル向け(10平方メートル以上、40平方メートル未満)の家賃相場が安い街(駅)1位は東急目黒線「洗足」で、家賃相場は8.6万円。目黒駅まで電車で約7分とアクセスがよく、駅周辺には「東急ストア」や「洗足商店街」があり、生活環境は整っているといえる。

2位は東急東横線「祐天寺」で、家賃相場は9.1万円。昨年駅ビルが開業したほか、交通面では渋谷駅まで電車で約7分、恵比寿や三軒茶屋方面へもバスで簡単にアクセスできるのも魅力だ。

3位は東急東横線「自由が丘」で、家賃相場は9.3万円。急行の停車駅「自由が丘」は、駅前にお洒落なショップやカフェ、スイーツショップが多く集まるが、駅から10分ほど歩けば閑静な住宅街となっている。

2人暮らし以上向け(40平方メートル以上、70平方メートル未満)の家賃相場が安い街1位はシングル向けと同じく「洗足」で、家賃相場は14.9万円。次いで2位「緑ヶ丘」(家賃相場16万円)、3位「祐天寺」(16.5万円)と続き、トップ10はシングル向けと大きく変わらない結果となった。