俳優の内藤剛志が主演を務めるテレビ朝日系ドラマスペシャル『警視庁・捜査一課長スペシャル』が、10月13日(21:00~23:05)に放送される。

  • 左から内藤剛志、乙葉 -テレビ朝日提供

今回は、観光ツアー会社のバスガイドが添乗中に殺害される事件が発生。都内を走る観光バスの乗客乗務員、計444人が容疑者という事態が起きる。

捜査一課長・大岩純一(内藤)の右腕として事件の捜査に当たるのは、“おもてなし”の精神で人々を救おうと刑事になった青山署の刑事課長・須村順子(乙葉)。一方、捜査線上に浮かんだのは、接客コンテストのチャンピオンに君臨する“おもてなし名人”のバスガイド(雛形あきこ)だ。

内藤は「お伝えしたいのは日本人のよさ、“おもてなし”の心の大切さです。東京オリンピックまであと1年を切りましたが、『日本っていい国だよね』と、自分たちのよさを再確認するのも大事だと思う。ミステリーではありますが、そういう日本のよさを伝えるドラマでもありたいと思っています」と思いを語った。

また、同局系ドラマ『科捜研の女』で蒲原勇樹刑事を演じている俳優・石井一彰がゲスト出演する。石井は『科捜研の女』では、内藤演じる土門薫刑事の部下を演じているが、本作では警察庁長官の御曹司で超エリート官僚の役として登場。『科捜研の女』とは立場が逆転する。

内藤は「撮影当日は、超エリート役らしく、『科捜研の女』のときとはまったく違う、シュッとした感じで現れましたし、けっこうアドリブも飛び出していました。僕も今回は、石井くん演じる白馬に対して、完全に敬語(笑)。そうやって、“上下感”を醸し出したつもりです」と明かす。

続けて「こういう“逆転”が面白くなるのも、石井くんが『科捜研の女』の中でちゃんと存在感を放っているからこそ。それはやっぱり彼の努力に尽きるんじゃないかな」と評し、「もう彼も“捜査一課長ファミリー”に入ったということで、また白馬として登場してくれたら面白いね」と話した。