リュウソウジャーを演じる5人が意気込みを語る

MCを務める「スーパー戦隊シリーズ」愛に満ちすぎたフリーアナウンサー・宮島咲良の呼び込みにより、リュウソウレッド/コウを演じる一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)、リュウソウブルー/メルトを演じる綱啓永(つな・けいと)、リュウソウピンク/アスナを演じる尾碕真花(おさき・いちか)、リュウソウグリーン/トワを演じる小原唯和(おばら・ゆいと)、リュウソウブラック/バンバを演じる岸田タツヤ(きしだ・たつや)、そして古生物学者の龍井尚久を演じる吹越満がステージに現れ、新番組にかける意気込みを語った。

リュウソウレッド/コウ役:一ノ瀬颯(いちのせ・はやて)のコメント

「長い歴史を持つすばらしい作品に出演できることを誇りに思う。レッドとしてみんなをひっぱっていきたい」と抱負を述べたコウ役の一ノ瀬は去年、大学の入学式のときに事務所から声をかけられて芸能界に入り、本作で俳優デビューを果たすことになったことについて「(芸能界に入って)人生が180度変わった。人生何があるかわからない」と、少々緊張気味ながら、コウ役に全力で挑んでいく気構えを見せていた。「怖いもの知らずで快活」なコウとは反対に、何事も考えこむ性格だと自己分析する一ノ瀬は「コウと自分との差異を埋めるため、私生活でもコウであるよう、立ち振る舞いに気をつけている」と、役作りの苦労も語った。

『リュウソウジャー』をどのような作品にしたいか、という問いには、「子どもたちに元気と勇気を与えられる存在になりたい。作品を通じて役と一緒に自分たちも成長していきたい。キャスト・スタッフみんなと力を合わせ、新時代を切り拓く史上最高の『戦隊』にしたい」と返答し、信頼できる仲間たちに見守られながら、強い口調で今後の目標を高らかに宣言した。

リュウソウブルー/メルト役:綱啓永(つな・けいと)のコメント

「とにかく冷静で仲間思い」というメルト役・綱啓永は、リュウソウブルーへの"変身"シーンに強い思いを抱いていると語り、「うわ~、いま(自分が)変身してるんだと興奮しながら撮影をさせていただいています。カッコいい変身なので、マネして遊んでくれる子どもたちが多くなればいいですね!」と、ヒーローを演じることについての喜びをあらわにした。子どものころから「恐竜」や「剣」が好きだった綱にとって、リュウソウジャーを演じることに「運命を感じた」と興奮気味に話した。メルトとは「友達思い」という部分に共通点を見出している綱は「これからもっと、メルトとの共通点を見つけて役を自分のものにしていきたい」と、役との一体化に向けての意欲を燃やした。

リュウソウピンク/アスナ役:尾碕真花(おさき・いちか)のコメント

"楽しむ"と"真剣"を両立させ、役と共に自分自身も成長したいと語ったアスナ役・尾碕は「PR映像で、私たち5人が走っていく背後で大爆発が起きるカットがありました。私は1人だけ女子なので、みんなに遅れないよう頑張って走ろう、ということで本番を迎えたんですが、ヨーイ、スタート!でドカーンと爆発すると、それにビビりすぎたメルトとトワに置いていかれた」と、危険を伴う「ナパーム爆発」の撮影時の秘話を、苦笑と共に打ち明けた。女の子らしくて、たまに"ブリッコ"な部分が出てしまうというアスナを演じるにあたって、尾碕は「私はアスナと違って、わりと冷めているタイプ。ふだんからアスナのようにはふるまえないのですが、役を演じる際にはしっかりと"吹っ切れられる"よう頑張りたい」と、自身の性格と真逆なキャラクターを演じるため、真剣に取り組もうという姿勢を見せた。

リュウソウグリーン/トワ役:小原唯和(おばら・ゆいと)のコメント

子どものころから憧れていたヒーローになれた喜びをあらわにしたトワ役・小原は、メンバー最年少(16歳)ということもあって共演者には敬語を使っていたが、みんなの仲をもっと深めようという意味で「敬語禁止令」が出たことを話した。しかし、すでに敬語で話しかけるのがなじんでいたために、なかなか敬語以外で話すのが難しいという悩みも明かしていた。元気でやんちゃというトワだが、実際の小原は「静かでおとなしい」タイプだという。このギャップを埋めるべく小原は「キャストのみなさんや監督さんに相談をしながら、役を作っていきたい」と、活発なトワを魅力的に表現しようという思いを新たにした。

リュウソウブラック/バンバ役:岸田タツヤ(きしだ・たつや)のコメント

「歴代ブラック戦士のイメージを継承しつつ、オリジナリティを出していきたい」と抱負を語ったバンバ役・岸田は「今はまだオンエアが始まっていないので、撮影現場に来てくれた子どもたちが、僕たちの姿を見てポカーンとした表情をする」とこぼしつつ、早く子どもたちにテレビで自分たちの勇姿を観てもらいたいと、放送開始が待ちきれないことを熱く語った。トワの頼れる兄であり、あまり感情を表に出すことのないバンバを演じるにあたっては「あまり笑わないキャラクターだからこそ、バンバが"笑う"ときは何か重要な意味があるのではないかと自分なりに思っています」と、感情を抑えた演技の重要性について話していた。