俳優・鈴木亮平が主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 NHK総合20:00~20:45 BSプレミアム18:00~18:45/再放送 土曜13:05~)の第22話「偉大な兄 地ごろな弟」が10日に放送され、平均視聴率が13.4%だったことが11日、分かった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

  • 鈴木亮平

    鈴木亮平

本編を休止して4月1日に放送された特別番組で初の1ケタ台となる9.7%を記録した後、13話以降は11~13%の前後を推移。舞台を奄美大島に移した18話から14.4%、13.7%、12.2%、12.0%と下降が続いていたが、22話で13.4%まで上昇した。

22話の見どころの1つが、本格的な登場となった錦戸亮演じる西郷家の三男・信吾。西田敏行のナレーション「京には薩摩の若い志士が集まっていました。その中にいたのが……」に続いて颯爽と歩く信吾が映り、「信吾さぁ」の呼び掛けに、「西郷でよか」「西郷どんとでも呼んでくれや」と答える。放送後、Twitter上では「鳥肌立った」「かっこよすぎ」と絶賛の声が相次いだ。

番組公式サイトで公開された「週刊西郷どん」で、錦戸は「登場シーンの台本を読んだとき、ト書き(説明書き)に『ニヤリと笑い、肩をそびやかし歩いていく』といった表現があったので、『これはきっと“調子に乗れ”っていうメッセージなんやろな』って思いました(笑)」と脚本・中園ミホの意図を汲んだことを明かし、「これまでとはひと味違う、“新世代のキャラクターがやってきたぞ”と感じてもらえるといいなと思っています」とコメント。

また、役柄を「この信吾はまだ二十歳の設定なので、そこまで心が整理されてなくてもいいんじゃないかと思ってるんです。うれしい時はうれしいし、ムカつく時だってあるし、悲しいことがあったら泣いちゃうし」と受けとめ、「周りの精忠組の大人よりも、『こういう生き方をしたい』というフィルターをはっきりまとわない、まだ未熟な人物でもいいのかなと思っています」と語っている。

『西郷どん』視聴率推移・一覧(ビデオリサーチ調べ・関東地区)