女優の米倉涼子が主演するテレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』。14日(21:00~22:14)に放送される最終話では、米倉演じる未知子が、余命3カ月であることが発覚する。

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    米倉涼子演じる大門未知子=『ドクターX』14日放送の最終話より(テレビ朝日提供)

前回の第9話ラストで、未知子が倒れるという衝撃の展開を見せたが、最終話では未知子が後腹膜肉腫を患い、余命3カ月であることが判明。「この展開について知ったのは、今シリーズの撮影中盤だった」という米倉は「視聴者の方々にどう見せていくべきか悩んだ」といい、その結果、「具合が悪いという予兆が見えては面白さが半減してしまう。立ち居振る舞いはあくまで元気なままにして、体型だけは細めを維持しよう」と決意したことを明かした。

人気シリーズの『ドクターX』は、今回が5シーズン目だが、未知子が病に倒れて患者になるのは初めて。それでも、自分の治療を後回しにして、医師倶楽部会長・内神田景信(草刈正雄)のオペに挑もうとするが、このシーンについて米倉は「未知子の苦しさをどう調整すべきか、自分のお芝居をちゃんと伝えるにはどうしたらいいか…という点については、すごく考えた」といい、「自分ではどれがベストなのか決めきれなかったので、撮影ではいろんなパターンで演じた」という。

そんな最終話では、未知子と彼女の師匠である名医紹介所の所長・神原晶(岸部一徳)が寄り添って涙するシーンも登場。米倉は「一徳さんの顔を見るだけで涙腺のスイッチが入っちゃうので、撮影でも泣く場面まではなるべく見ないようにしていました」と、撮影時の心境を明かす。

岸部と2人で「この後に名医紹介所のセットも本当に壊れるのよね」という話もしたそうで、その時を振り返って「寂しさで胸が締め付けられましたね…。こんな気持ちは初めて。長く続くシリーズものだからこその、終わる寂しさを今回初めて体感しました」と、しんみり語った。

シーズン5もこれで最終回となるが、「最後だと思うと、心の中では不思議な気持ちや悲しい気持ちが入り乱れますが」と前置きながら、「キャストもスタッフも強い思いを込めて撮影していますので、ぜひ見ていただきたいです」と力強い声で呼びかけ。全撮影を終えたら「何もいたしません! ひとまずボーッとして…でも、縫う練習は続けておこうかな(笑)」と想像を巡らせていた。

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