Q. 子どもから言われて最もショックだった言葉は?

今週末は父の日。日頃はなかなかチャンスがないが、お父さんへ感謝の気持ちを伝えられるいい機会だ。一方で、普段から発している言葉が、もしかしたらお父さんを傷つけているかもしれない可能性も考えてみてはいかがだろうか。

今回はマイナビニュース会員のうち子どもを持つ男性200名に「子どもから言われて最もショックだった言葉」について聞いてみた。

Q.子どもから言われて最もショックだった言葉はどのようなものですか?

1位「においについての言葉」(20.0%)
2位「体形・外見についての言葉」(14.5%)
3位「性格についての言葉」(12.0%)
4位「家事・子育てについての言葉」(9.5%)

においについて

・「加齢臭(がする)と言われた。そんなことを言われても困るのにと思った」(48歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「口がくさい。気をつけようと思った」(42歳男性/広告・出版・印刷/技能工・運輸・設備関連)
・「まだ(子どもは)小さいのに近づくのを嫌がり、くさいと言われたこと」(34歳男性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
・「変なにおいがする。しょうがないかと思った」(42歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/技能工・運輸・設備関連)
・「タバコのにおい」(40歳男性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)
・「足がくさい。まあ、その通りだなと(思った)」(31歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

体形・外見について

・「ハゲ」(42歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「ダサいと言われ、悲しくなった」(56歳男性/放送・新聞/クリエイティブ関連)
・「メタボと言われる。体質だからしょうがない」(69歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「おなかが出ていて格好よくない」(45歳男性/通信関連/営業関連)
・「『おでこが光っている』『頭髪が薄いから自分も将来なるのでは』。気にしているけどしょうがないじゃん」(43歳男性/設計/メカトロ関連技術職)
・「不細工とか言われた経験があります」(31歳男性/輸送用機器/営業関連)

性格について

・「いつも怒っていると言われた。申し訳ないと思った」(46歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「心配性と言われたとき。分かっているよと思った」(61歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「一緒にいたくない」(41歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)
・「息子に『決めつけるような言い方をされても従えない』という趣旨のことを言われた。もう少し自主性を尊重してやるべきだった」(62歳男性/不動産/事務・企画・経営関連)

家事・子育てについて

・「(家事・子育てに)関心がなさすぎる」(58歳男性/その他電気・電子関連/その他・専業主婦等)
・「勉強をあまり教えてくれない」(54歳男性/コンピューター機器/営業関連)
・「食事は妻と交代で作っていますが、私が作った夕食について、子どもから『また同じパターンだよね』と言われることはつらい」(55歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「『あんたの育て方は間違っていたんだよ。親の思っている通りには、人間、ならないんだよ』などと娘に言われたこと。私は反省しました」(52歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

その他

・「今までショックだった言葉を言われたことがないです」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「こんな家にうまれてこなければよかった」(49歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「稼ぎが少ない」(58歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「嫌いと言われると切ない」(43歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「仕事が忙しく、早朝出勤深夜帰宅していた頃、出勤時に子どもに『また遊びに来てね』と言われたこと。同居人だと思われていなかったらしい」(58歳男性/教育/専門サービス関連)
・「一番風呂に入らないで」(65歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「話が父親抜きで決められていくこと」(58歳男性/食品/メカトロ関連技術職)
・「いびきがうるさい。でも年だし仕方ないかな」(55歳男性/官公庁/公共サービス関連)

■総評

調査の結果、最も多かった回答は「におい」に関することだった。足、口、タバコのにおい、加齢臭など、さまざまなにおいを指摘され、ショックを受けたお父さんたちは少なくないようだ。また、体形や外見、性格に関することを言われ、傷ついたという人もいた。特に「太っている」といった体重・おなかまわりについての言葉、「怒りっぽい」という言葉が目立っている。

一方で「その他」という回答が44.0%を占めていて、大半が「子どもの言葉でショックを受けたことはない」と答えた。おそらく、親子間のコミュニケーションがうまくいっているのだろう。

ショックを受けたという言葉の中には「やせて健康になってほしい」「かっこいいお父さんでいてほしい」など、子どもたちの愛情や思いが込められている部分もあるのではないだろうか。父の日はぜひ、親も子もお互いに対する気持ちをうまく伝えられるよう努めてみてほしい。

調査時期: 2016年5月19日~2016年5月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません