東京近辺に住んでいると、意外と東京観光をする機会が少ないもの。旅行ガイドを見て「こんな魅力があるんだ! 」と気付かされることも多いはず。そんな人にこそ行って味わってもらいたい東京都内の食べ歩きスポットを紹介しよう。

業者御用達の台所・築地でお手軽グルメを

築地市場(東京・中央区)は2016年、豊洲(東京・江東区)に移転する。しかし、その場内市場とともに食の問屋街として機能してきた場外市場は築地に残り、今後も築地にて食のプロの仕事を支え、国内外の観光客の胃袋を満たしてくれる。

そんな築地と言えば、新鮮な海鮮を用いた寿司や海鮮丼などが有名だが、場外市場だけでも約400店が軒を連ねる場所だ。1店舗だけで「ごちそうさま」をするのはもったいない! そこで今回、全てワンコイン以下で食べ歩きをしたい人におススメのとっておき場外市場グルメを紹介しよう。

「東京都・築地市場で激ウマで驚きのワンコイン以下グルメを食べ歩き」

築地に来たなら玉子焼きはマスト!

築地場内市場で朝食を

「都内在住者が訪れたことない東京の観光地ランキング」があれば、上位入賞が予想されるのが築地。なぜって、築地時間は早いからだ。もっとも盛り上がっている瞬間に居合わせるためには相当な早起きが必須となる。だけどせっかく東京に住んでいるなら一度は訪れてみたいもの。そして市場見学後に現地で朝食まで楽しめば完璧だ。2016年の移転の前に、今の場内を味わってみてはいかがだろうか。

「東京都・築地市場内の人々が愛する、お手軽&絶品な朝食ってどんなもの?」

洋食屋「豊ちゃん」の「あたまライス」はおしんこ付き

浅草は和菓子だけじゃない!

東京・浅草と言えば、雷門から浅草寺へ続く「浅草仲見世商店街」のあのにぎわいをイメージする人も多いだろう。仲見世の歴史は江戸時代より昔の元禄・享保の頃と言われている。長さ約250mの通りには、東側に54店、西側に35店、合計89店の店舗があり、海外からの観光客も含めて人が途絶えることがない。

しかし、浅草には仲見世のほか、「伝法院通り」や「お祭り商店街 西参道」など、浅草寺を中心にして情緒ある商店街が広がっていることをご存知だろうか。今回はそんな浅草寺周辺の通りから、ちょっとした食べ歩きにぴったりな300円以下グルメを紹介しよう。

「東京都・浅草で300円以下グルメを食べ歩き - 肉汁メンチに巨大メロンパンも」

「浅草花月堂 本店」の「ジャンボめろんぱん」は本当にジャンボ

"たたき売り"の活気も楽しい

東京都でも有数の賑(にぎ)わいを誇る商店街・アメヤ横丁(東京都台東区)、通称"アメ横"は、300軒以上の商店がひしめく活気に満ちた商店街だ。魚介類の"たたき売り"のイメージが強い人も少なくないだろう。しかし"アメ横"の魅力はそれだけではない。その楽しみ方を紹介したい。

「東京都・上野アメ横はこんなに楽しい! 絶対に損しない歩き方」

「みなとや」ではいろんな海鮮丼を用意(写真は「いくら・焼ハラス丼」)

都内最長の商店街には魅力がいっぱい

「江戸越し」の地からその名がついたとされる品川区の戸越。その周辺住民がこよなく愛する戸越銀座商店街は全長約1.3km、都内で最も長い商店街として有名だが、最近ではぶらり散歩が楽しめる街として大変な人気。しかも、ここでは食べ歩きが散歩の流儀なのである。

「東京都内最長の商店街『戸越銀座商店街』に来たなら思う存分食べ歩きを!」

「後藤蒲鉾店」には蒲鉾屋さんとは思えぬ品ぞろえ

幸せになれそうなグルメもいろいろ

巣鴨駅そばのとげぬき地蔵入り口交差点から庚申塚交差点まで続く「巣鴨地蔵通り商店街」(東京都豊島区)は、旧中山道として江戸の中期より商業や信仰の地として栄えてきた歴史深い通り。今日では"おばあちゃんの原宿"と呼ばれているため、何となく「私好みじゃないかな」などと思っていた人もいるかもしれない。しかし、おばあちゃんに優しい通りはみんなにも優しい。特に"食べ歩き大好きっ子"には特別に優しい通りなのだ。

「東京都・巣鴨は食べ歩き大好きっ子にも優しい『おばあちゃんの原宿』だった」

巣鴨と言えば塩豆大福(写真は「すがも園」の「開運 塩豆大福」)

お相撲さんをトリコにするグルメたち

東京でもっとも気持ちのいい風の吹く土地といえば、川の流れる水辺だろう。隅田川を水上都バス「東京水辺ライン」に乗って川風に吹かれるのは最高の贅沢(ぜいたく)と言える。乗り場のある下町、例えば両国などには独自の食文化があり、乗船ついでに驚きのグルメ体験だってできてしまう。

「東京都・水上都バスで両国へ! そこは力士万歳な重量級グルメばかりだった」

甘味処「両国国技堂」で名物「おせんべアイス」を

都内の隠れ癒やしスポットでそばを

ロマンチックな恋物語ゆえに、縁結びの寺としても知られる「深大寺」(東京都調布市)。また、徳川三代将軍・家光が鷹狩りの途中に立ち寄った際、その味を絶賛したという言い伝えもあるそばは、深大寺と切っても切れない関係だ。さらに、深大寺周辺には漫画家・水木しげる氏の"水木ワールド"全開な「鬼太郎茶屋」も。そんな深大寺でぶらり散歩はいかがだろうか。

「東京都・深大寺はそばのみならず! 懐かしささえ感じるぶらり散歩をしよう」

一口サイズの「そばまんじゅう」は食べ歩きにぴったり

ほっこり系の老舗パン巡り

おしゃれなフランスパンのお店もいいけど、昔ながらの手作りの味が楽しめるパン屋さんも魅力的。自家家製の菓子パンや総菜パンがなぜかほっこりとして懐かしい。そんな町の老舗パン屋さんを食べ歩いてみた!

「東京都内のどこか懐かしい老舗パン屋巡り - 看板はカレーパンに調理パン!」

東京都目黒区の「旭ベーカリー」には見るからにおいしそうな「フルーツクリームパン」も