お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが23日、東京・赤坂のTBS放送センターで行われたTBS系新春バラエティ番組『千原ジュニアの粋な夜』(1月8日24:08~25:23)の収録後、取材に応じた。

『千原ジュニアの粋な夜』収録後に取材に応じた千原ジュニア

同番組は、日本人の心に忘れかけている"粋"の心意気を再確認するため、千原ジュニアがさまざまな粋な話を紹介する番組で、有名人が自ら体験した粋な話を披露する。収録を終えた千原は「いい番組でしたね。出会いがしらでそれ(粋な対応)ができるのはすごい」と感銘を受けた様子で、「気付いた時にもうそこにいない。粋な人はそういう感じがある」と"粋"のイメージを伝えた。また、粋なエピソードを聞かれると「たけしさんもさんまさんもタモリさんも、松本さんも浜田さんも今田さんも板尾さんも、先輩は全員にあります」と答えた。

最近のエピソードとしては、先日放送された『THE MANZAI 2014』(フジテレビ系)のオープニングで、ビートたけしがギターを使ったコントを披露した際、弦で指をざっくり切る怪我をしたにも関わらず、番組内で一切明かさなかったという話を披露。昨日たけしに会った時、右手にばんそうこうを貼っていることに気付いて聞き、その事実を知ったという千原は「普通本番で言うでしょ! 一切言わない粋さ加減。主役は漫才師ということでしょう。あと、あの年になって、あそこまで本気でコントをやるっていう」と熱く語った。

千原は、バイクの事故で入院していた時のエピソードも披露。「山崎邦正(現・月亭方正)さんがわざわざ悪魔の衣装を借りて、それを便所で着替えて悪魔の格好で『迎えに来たぞ』って入っていこうとした、便所で着替えているところを俺に見られてしまう」と笑いながら振り返り、「"間"って大事だな」と教えてもらったと言い、「結局、山崎さんっておもしろいねっていう、粋ですよね」と加えた。

千原が考える、粋な人になるために大切なものは「優しさ」で、現在の自身の"粋"度合いは「3%」。来年は「粋な男になりたい」という千原は、「上がれば上がるほどいい。6、7%にできたら」と目標を掲げた。