スコット・クーパーがメガホンをとり、レオナルド・ディカプリオとリドリー・スコットが製作を務める『ファーナス/訣別の朝』(9月27日公開)で、クリスチャン・ベイル演じる主人公の弟ロドニーを演じたケイシ―・アフレックが本作への思いを語ったインタビュー映像が24日、公開された。

主人公の弟ロドニーを演じるケイシー・アフレック

本作は、家族、恋人を失い絶望のふちに追い込まれる男の孤独な戦いを描いたアメリカン・クライムドラマ。クリスチャン・ベイルが、ある夜を境に闇の底へと落ちていく主人公ラッセルを演じる。共演には、ウディ・ハレルソンをはじめ、ケイシー・アフレック、フォレスト・ウィテカー、ウィレム・デフォー、ゾーイ・サルダナ、サム・シェパードら、実力派俳優が名を連ねる。

ケイシ―・アフレック演じる弟ロドニーは、唯一の兄と共に育つものの、閉鎖的な町の習慣になじまず、外の世界を目指す人物で、物語の鍵を握る。「演じる上で挑戦だった事は、今までやった事のない兵士役であり、裏ではストリートファイトをする人の、肉体的欲求を満たす事だった」と語るケイシーは、役作りのためにボクシングコーチの猛特訓を受け、体を作り上げた。

また、アメリカの社会問題にもなっている戦争後遺症に悩む役どころとなっており、そんな弟を心配する兄ラッセル役のクリスチャン・ベイルに関して、「現代の役者の中でもまさにトップクラス、彼の半径6フィート以内にいれば、誰もが彼によって良くなっていく、彼よりいい役者は思いつかない」と大絶賛している。

ケイシーは、12歳の頃から子役として活躍し、『誘う女』で映画デビュー。『オーシャンズ11』以降、同シリーズのレギュラーとなり、『ジェシー・ジェームズの暗殺』でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の助演男優賞にノミネートされた。近年、俳優以外にも脚本家、プロデューサー、編集者など、活躍の幅を広げている。

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