――有意義な対談になったようですね。一方で、同じ特典映像の中に名古屋公演で富澤さんの身に起こった"事故"の模様が収録されているようですが。
富澤「あれもこのDVDの大きな見どころのひとつです」
伊達「富澤がキャビンアテンダントの衣装を着ているコントで、客席にスカートの中身が見える場面があるんですよ。といっても、黒いストッキング越しにパンツが見える程度なんですが。でも、名古屋公演では富澤のアレが…」
富澤「アレっていうのは、キ●玉です」
伊達「言うなよ! そう、そのキ●玉が見えちゃっていたんですよ」
富澤「だって、ストッキングなんて普段は履かないじゃないですか。だから、ヤツらがはみ出ている感触というか、そういうのが分からなかったんです」
伊達「ヤツらって言うな!」
――その後、舞台に立った伊達さんは「本当にすみません」ってお客さんに謝罪していましたけど、当の富澤さんは「特に謝る気はないです!」とコメントしていましたよね?
富澤「スタッフからあの映像を見せられたのが、最後の漫才の直前だったんですよ。で、本来ならばネタの導入部分で謝る…という感じだったんでしょうけど、…ねぇ。だって僕からしたら"見せてあげた"わけですから。その気持ちは今でもずっと変わらないですよ。だから、DVDの値段をもう少し上げてもいいんじゃないかと思ってます」
伊達「富澤ロックな要素も入ってるってこと?」
富澤「そう。本当の意味でお宝ですから、まさに"映像特典"なんです」
――ハプニングが起きるのもライブならではですが、今後、企画としてやってみたいことや公演を行ってみたい場所はありますか?
伊達「まだどうなるかは分からないんですけど、吉川晃司さんと3人で漫才をやるという案が出ています。これは、吉川さんご本人による企画です(笑)。実はことしの夏にツアーをやることがもう決まっているんですよ。吉川さんは多忙な方なので、そのタイミングでご一緒できるかは分かりませんけどね。希望の公演地としては、沖縄に行きたいなぁ」
富澤「あと、仙台以外の東北地方の街でもやってみたいですね」
伊達「そうそう、それから北海道にどうしても食べてみたいそば屋があるので、そちらにも行きたいな」
富澤「交通の便というよりも、食べたいものがある場所を訪れたい感じです」
伊達「ただ、そうなると交通費など予算の問題が…。まぁ、それはライブで販売しているTシャツの値段を上げることで対応します」
――お二人が目指す理想のライブを教えてください。
伊達「昔からずっと、さまぁ~ずさんにあこがれています。あまりガツガツ前にいかない立ち位置を確立されていて、テレビに出ながらライブもしっかりやっていらっしゃる。すごいですよね。同じ東日本だし、コンビ仲が良いところは僕らも似ていているかなって思っています。バカルディ時代もふくめライブのビデオは全部持っていて、富澤と一緒に住んでいた頃も暇さえあれば二人で見ていました。何回見ても面白い! もちろんいろんな縛りはあるんでしょうけど、本当に自由にやっているように見えるんです。僕らのライブもそういう風になったらいいなと思います」
富澤「幕間に流している映像ネタだけのライブをやってみたいですね。アーティストのフィルムコンサートみたいな感じのものを。僕らは最後だけ登場します。『皆さん、どうでしたか?』っていう風に。ただ、それはもうライブじゃないですけどね(笑)」