初めての出産はドキドキしますよね。通院、グッズの購入、育児教室などを通して少しずつ赤ちゃんを迎える準備をすすめている人も多いでしょう。そして行動だけでなく、赤ちゃんを迎える準備の中で、自然と「家族のあり方」や「子育てについて」改めて考える機会も増えるもの。

今回お話を聞いたご夫婦は初めての出産ですが、ママは「パパと一緒に赤ちゃんを迎えることに対して、それほど不安を感じていない」と言います。その理由は2人の目標とする「理想の家庭」が一緒である事でした。


海のそばの新興住宅街に住むパパ・Kさん、ママ・Mさんご夫婦は、初めての赤ちゃんを授かり、現在妊娠6ヵ月。2019年の夏に出産予定で、赤ちゃんを迎える準備をしています。ママのMさんには年の離れた弟がいるため、「以前から小さい子どもと接する機会は多かった」とのことですが、実際に自分が妊娠を経験してみるとイメージとは全然違っていたと言います。

▼今回お話を聞いた家族

パパ・Kさん
30代・公務員


ママ・Mさん
20代・大手メーカーの秘書・現在妊娠6ヵ月


想像以上につらい「つわり」、その時パパは?

――今日はよろしくお願いします。今は安定期に入って、多少落ち着かれたそうですが、実際に妊娠してみて自分の予想と違ったことはありますか?

なんといっても「つわり」が想像以上にひどかったことです。ドラマなどではちょっと吐き気が起きるくらいの描写ですが、全然違っていました。吐き気で食欲が落ちてしまい、体調不良から電車通勤や仕事はもちろん、家事などもできない状態で、8週間ほど実家に帰っていました。


妻の実家は近所なので、心配してお見舞いに行くのですが、「体調が悪くて人と話すもの辛い」と言われ、会えずに帰ることもありました。自分は見ているだけしかできないので、本当に心配でしたね。


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子育てを、ちょっと素敵になる工夫「私のつわり克服法」




――つわりは人によって差がありますが、重いと本当につらいですよね。そのあいだ、家事はパパのKさんがされていたんですか?

はい。逆に言えば、家のことをするくらいしかできないですから。




子どもができる前から、水回りの掃除や家事などを嫌がらずにやってくれたんです。それから自治体のゴミ集積所の掃除当番といった地域の仕事もしっかりやっていたと聞いて、心強いなと思いました。


できるところはやりたいんです。今は共働きですが、今後妻が専業主婦になったとしても、育児で忙しくなるし、積極的に家事は分担していきたいですね。


――お二人はうまく家事の分担をされているようですね。子どもが産まれると、今と生活が変わってきますので、改めて今後の生活・家事分担について言語化してみませんか。話し合うきっかけとして、マタニティ・ベビー用品メーカーのピジョンが作る、出産前のパパとママにむけた質問シートを持ってきました。

  • 赤ちゃんのお世話や家事について、パパ・ママそれぞれが「主にどちらが担当するか」を書き込み、付け合わせを行う

▼お二人が見たワークシートはコチラ
出産前に、作戦会議をしてみてはいかがですか?
「プレママ&プレパパの“チームビルディング”を行う育児のキッカケ作りワークショップレポート」



丁度、これから出産で妻が入院するときや赤ちゃんが生まれた後のことを話さないといけないなと思っていたんです。でもやることのイメージが全然つかなくて。僕がお願いしたこといえば「子どものためにお金を使いたいから、お昼用にお弁当を作って欲しい」くらいで(笑)。


シートに書いてあることを見たら、改めて頼まなくても二人でうまく分担できるだろうなって気がするので、不安はないですね。でも、具体的にお互いの家事や育児の分担を話してはいなかったので、このシートがあれば考えるきっかけになりそうだなと思います。


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なぜ不安にならないのか?
ポイントは2人の目標とする家庭にあった

――家事や育児の分担に「不安がない」という答え、正直驚いたのですが、それはどうしてなんでしょうか。

あの、ちょっと答えとずれるかもしれないんですが、僕の理想の家庭は妻の実家なんです。お義母さんがいつも明るくて、家庭の雰囲気が明るい。だから、妻がお義母さんのように、いつも明るくいられる家庭にできたらなと思っているところはあります。


そう言ってくれて、とてもうれしいです。私の母のようになるのは、なかなか難しいと思いますが、私も実家のような家庭を築いて、子どもに愛情を注いでいきたいですね。


妻の弟が今大学生なんですが、ご両親に対してとても優しいんです。一人暮らしをしているはずなのに、週末になるとよく帰ってきています。それを見て、僕たちも子どもたちが「帰りたい」と思えるやすらぎのある家庭にしたいと思いました。


夫は私の実家に一緒に行くことを嫌がりませんし、私が一人で帰省しても「行っておいで」と後押ししてくれる。そうやって、私の実家とのつながりを大切にしてくれるのはうれしいですね。


――なるほど。二人とも理想の家庭が「ママの実家」ということなんですね。

そうですね。成長していくと、子ども自身が様々なことを経験していきますが、家族が子どもにとって安心できる場所であることで、いろいろなことを頑張れるんじゃないかなと思います。まずはやすらげる場所をつくって、その上で親として「頑張れ!」と子どもを全力で応援したいです。


私も同じです。子どもにとって居心地のいい家庭をつくって愛情を注ぎたいですね。


胎動に感動、子どもの手本になれる自分でありたい

――最後に、マタニティの期間だからこそ大事にしていることを教えてください。

  • パパ:お腹にいるときから愛情を注ぐ!!
    ママ:お腹にいるうちからいっぱい話しかける!!

そうそう、最近胎動を感じるようになったので、まずはいっぱい話しかけることから始めています。胎教の音楽CDもこれから準備しようと思っています(笑)。


胎動は感動しますね。それと同時に子どもに頑張れと言えるよう、自分も仕事や家のことなど頑張らなくちゃいけないな、と思いました。


そんなこと思っていたのね。今日改めて夫と話して、私の方は好きにさせてもらってリラックスしすぎかも? と思ってしまいました(笑)。困ったら夫が助けてくれると信頼しているので安心していますし、いつも感謝しています。


自分がしんどい時こそ、人に優しくできる人でありたいんです。だからそれを実行していきたいですね。


目標とする家庭が同じ、だから自然と協力しあえる

「子育ての準備」というと、「家事分担や子育ての役割を相談する」「赤ちゃんのためのグッズを買う」といったことが思いつきますが、今回お二人の話を聞いて、「理想とする家族のあり方」というのも大切な準備だと感じました。

KさんMさん夫婦は、理想とする家族の姿を互いの意識の真ん中に据えているから、それを実現するために何をすればいいのか、自然と見えているのかもしれません。家族というチームで動くには、「夫婦の意識をどう合わせていくか」が重要。ぜひ、夫婦ふたりで話し合ってみてはいかがでしょうか。

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