体調や体型の変化など、妊娠・出産による変化が伴う女性と比べると、男性は子どもが産まれてもそれほど変化がないもの。親としての自覚も、ママとパパで違いがある場合も……。今回は「親としての自覚」について、お話を伺いました。

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神奈川県に住むIさん一家は、1歳2カ月の女の子との3人で暮らしています。高校・大学が同じで、共通の友人も多い夫婦です。

パパ・Hさん
27歳。企業に勤めつつ、Web媒体でライターの仕事もしている

ママ・Wさん
27歳。家事と子育てに専念する専業主婦

娘・Kちゃん
1歳2カ月。最近おしゃべりするようになったそう。

生まれてから1年、今振り返ってわかること

――今、娘さんは1歳2カ月ということですが、ちょっと時間を巻き戻して改めて出産前後を振り返ると、いかがですか。

ママ・Wさん:眠れないと聞いていましたが、こんなにも寝てくれないし、自分の睡眠が削られるものだと思いませんでした。今も夜泣きが続いているので、夜中によく起きています。


パパ・Hさん:僕の場合は、結婚したのが少し年齢が若かったということもあって、親になる心の準備ができていなかったですね。育児に関わりたいと思っていたのですが、子どもが産まれると自分がイメージしていたほど、関われていませんでした。


パパ・Hさん:仕事から帰る時間が夜遅くなってしまって、子どもの成長具合を妻ほど把握できていなかったからかなと思います。寝かしつけなどがうまくできない、慣れている妻にお願いしよう……という感じで任せることが多くなっていました。


――ママに任せがち……とのことですが、出産前、育児や家事に関して分担は決めていましたか?

ママ・Wさん:家事については決めましたね。出産を機に引っ越したので、その際に家事分担を見直しました。あと、我が家の場合は私の実家が徒歩10分と近くて、両親のサポートが受けられる環境でした。


――娘さんが生まれてからの1年を振り返ってみると、いかがですか?

ママ・Wさん:ちょっと書いてみますね……。娘とはいつも一緒にいるので、成長がみれるのが何より幸せですね。寝返りした瞬間とか、歩いた瞬間とか。動画に撮って残しています。


パパ・Hさん:僕は仕事で出ているのでリアルタイムで見られませんが、妻が撮ってくれる動画は帰宅後の楽しみです。


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ママ・Wさん:一年を振り返ると、半年過ぎた頃から楽しいことが増えてきましたね。夜寝られないのは今も変わりませんが、離乳食を作ったり、コミュニケーションが取れるようになったのはうれしいです。


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パパ・Hさん:最近は生活リズムが変わったのか、帰ってきた時にも子どもが起きていることが多いので、遊んだり世話ができるのが楽しみです。


ママ・Wさん:前は寝ていることが多かったんですが、帰宅を感じとって起きちゃうんですよ(笑)。


――では逆に、一番大変だった時期はいつでしょうか。

パパ・Hさん:乳腺炎になった時期は大変そうだったよね。


ママ・Wさん: 辛かった! 今まで健康だったのに、産後は体質がかわった上に睡眠不足が重なって体調を崩しやすくなりました。 乳腺炎、食中毒など、今までかかったことがない病気にかかったりして。自分のメンテナンスができていないのに、それでも育児しないといけないのが大変でしたね。


パパ・Hさん:なるべく早く帰宅して、できる限り家事はやっていたんですが、それくらいしかできなかったかな。辛いとはわかるけど、話を聞くくらいしかできなくてもどかしかったです。


「話の中身が深くなった」きっかけとは?

――パパとママで「家事のやり方が違う」という話はよく聞きますが、HさんとMさんの間でもありましたか?

パパ・Hさん:自分でやった家事のやり方と、妻のやり方と違うことはちょくちょくありますね。怒られるというより、気になる事があるとすぐ話し合いになります。


ママ・Wさん:私がお願いしたことを黙って受け入れることが何度かあって、何か思うことがあれば話し合いをするように心がけています。


パパ・Hさん:結婚する前は、怒られたら怒られっぱなしだったんですが、結婚して子どもが産まれてからは「ちゃんと思っていることを言って欲しい」と言われるようになったので、自分の思いや考えを口にするようにしています。


ママ・Wさん:お互い消化不良にしないためにね。


パパ・Hさん:そうそう。「自分はこう思ってやったんだよ」と言葉にすることで、気持ちをためこまないし、納得できるんです。だから、話し合いのたびに少しずつ、”うちのやり方の家事”のスキルが上がっていると思います。自分ではできていると思っていても、実は妻の考えとずれるパターンが結構あるんで。


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――子どもが産まれてからの方が、以前よりも話し合いの中身が深くなったようですが、何かきっかけがあったんですか?

ママ・Wさん:娘は私たちの行動を見て育つので、「親としてきちんとしよう」という意識が強くなったことですね。自分の意見があるなら教えてもらいたい、そうでないなら基本は子どものことを考えて行動したいし、夫にもしてほしい、と考えています。


パパ・Hさん:子どもいる友人は周囲に少ないですし、生まれたばかりの頃は子どもが産まれても変化をあまり感じていなかったんです。でも、妻と話し合いを重ねていって、だんだん「父親としての自覚」ができてきたのかな、と思います。


ママ・Wさん:子どもが産まれる前も、子育てエッセイを読んだりして、自分なりの準備はしていたよね?


パパ・Hさん:でも今思えば、あくまで知識として捉える感じで、父親としての自覚を育てるというのとはまた違うかなあ。


子どもは親のことを真似するから、しっかりしたい

――「親としてしっかりしなくちゃ」と思った出来事ってどんなことがありましたか。

パパ・Hさん: ”ちょっとした気遣い”に関する話し合いは、印象に残っていますね。


ママ・Wさん:例えば、子どもが体調を崩して「今日病院行ってきたんだ」と報告しても、「あ、そうだったんだ」で終わって、あまり詳細を聞いて来なかったんです。家族だけじゃなくて、一緒に仕事をしている周りの人に対しても「病院行ってきた」って言われたら「大丈夫だった?」くらい声をかけるものじゃないかなと思ったんです。そういうほんのちょっとした気遣いができるかどうかは、子どもにも伝わるものだよ、という話をしました。


パパ・Hさん:普段からお礼を言ったり、「ちょっとした一言があるとうれしい」とか、改めて言われて気づくことも結構ありますね。


ママ・Wさん:結婚前からの付き合いも長かったんですが、それまでこんなに話し合うこと自体なかったんですよ。でも、これからは子どもが親のことを真似するかもと思うと、大事に考えたいなと思うようになりました。


パパ・Hさん:あと、休日の過ごし方でも気がつくことがありました。副業のライター業の記事を作るために、一人で外出することが多い時期があったんです。ある時「ひとこと、今日は一人でちょっと行ってくるね、みたいに声をかけてくれるとうれしい」と言われたことがありました。そこで、そうだよなと気づきました。


ママ・Wさん:休日しか親子で過ごす時間がとれないのに、いいのかなとちょっと思うところがあったんです。あと、当たり前のように一人で外出する姿にちょっとモヤモヤしたり、不平等感を感じることもありました。


パパ・Hさん:言われてみると、妻が外出するときは必ず「お願いしていい?」「この日、外出していい?」って聞いてくれるんですよ。でも、自分は聞いたことがなかったなと、言われて初めて気がつきました。


ママ・Wさん:別に、夫が一人で外出することを止めはしないんですが、ちょっとひと言あるとうれしいんです。


パパ・Hさん:最初のうちは、休日ぐらいしか自分の好きなことをする時間がとれないよと思っていたんですが、考えてみると、妻だってそうなんですよね。そういう一つひとつの話し合いが、父親としての自覚がうまれる気づきの瞬間だった、と思います。


――子どもの成長とともに、自分の「パパ度」もあがっているというようなイメージですか

パパ・Hさん:本当にそうだと思います。あと、子どもの成長も大きいですね。今はコミュニケーションもとれるようになったので、逆に一緒に休日を過ごせないのがもったいないという気持ちが強いです。


親としての自覚が生まれて、行動が変わった

――最後に、Iさんのお家の「子育てルール」を教えてください。

パパ・Hさん:我が家ではこの2つですね。スマホを見てばかりで、子どもに構わない親を見て、どうかなあと思ったので……。


ママ・Wさん:生まれる前はしょっちゅう触っていたんですけどね(笑)。あと、これから大きくなって娘を叱る時、どちらかは味方をするように心がけたいですね。逃げ場を作るようにしたいです。



子どもが産まれてから、話し合いを重ねているHさんWさん夫婦ですが、「妻と話し合いをしていくうちに、父親としての自覚が育まれた」というHさんの言葉がとても印象的でした。言葉にして気持ちや行動の振り返りをすることで、夫婦の間で「自分がどんな親になりたいのか」という価値観のすりあわせをしているようです。

一方的ではなく互いの気持ちに寄り添いながら話すこと、子どもの成長、そうしたことの積み重ねで、自分たちなりの「親の姿」や「目指すべき方向」がみえてくるのかもしれません。

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