今や「アニソン」というカテゴリーが確立されていますが、アニソンは時代を超えて、いつ聴いても和むというか、イイですよね。ここ数年はそういった名曲たちがパチンコなどのCMで流れたりもするので、懐かしい~なんて思います。

それで、ふと気になったCMソングがありました。CMではなかったですが、ボサノバ好きな私の耳に「ボンボン、バカボ~ン♪」と、それはもうフレンチポップとボサノバがコラボしたようなお洒落な「ほわわ感」が耳に流れ込んできました。

「天才バカボン」もお洒落カフェミュージックになるわけ~!? と気になってしまい、"ボンボンバカボ~ン!"と口ずさんでしまっている私。歌っているのは誰なんだろ? と思ったら、フランスの歌手のクレモンティーヌさんだったんですね。

早速、クレモンティーヌさんのアニソンカバーアルバム「アニメンティーヌ~Bossa Du Anime~」を聴いてみました♪ きゃ~! 1曲目は「ラムのラブソング」。この曲はアニソンイベントで歌うご本人ともご一緒させていただいたこともあるのですが、また全然違う! けど、ボッサお洒落ラムちゃんのラブソングもいいわと感じました。というか、このアルバム自体アニソンカバーであってもまったく別モノって感じです。イイ意味で新しいボサノバを聴いてるようでもあります。でもアニソンなんで歌えるし。

「崖の上のポニョ」なんて、こんな歌だっけ? とも思うし、「ドラえもんのうた」も"タケコプター"とかちゃんとクレモンティーヌさんが言っていますけど、素敵なボッサになってるし。「サザエさん」もフワフワ感が気持ちいい。

そうそう、私もアニソンカバーアルバムで歌った「はじめてのチュウ」。これは結構みなさん好きですよね。クレモンティーヌさん自身もライナーノーツに「この歌、大好きなんです」と書かれています。JAM Projectのメンバーでもあるブラジルのヒカルドもこの曲が好き! と言っていて、ブラジルでは『キテレツ大百科』は放送してなかったにも関わらず、歌ってほしいとその場で言われ、そのとき一緒にブラジルイベントに出演していた遠藤正明さん、きただにひろしさんと3人で、遠藤さんのギターで歌ったのを思い出しました。

それぞれのアレンジでまったく違う音楽になりながらも、この「はじめてのチュウ」はアコーステックな雰囲気のソフトな感じが合うんだなと実感。私がカバーしたときは声を重ねてオケも作るといったものでしたが、今更ながらもっと気持ちゆったりと歌えばよかったな~。あれはあれで好きですけど(笑)。

カバーものはアレンジでだいぶ変わります。声の質感というのが一番ではありますが、このオケアレンジのさじ加減は、まさに作る人のセンスひとつで世界が変わりますからね☆ クレモンティーヌさんのどのアニソンカバーも「本物感」が漂っていて、聴いていてとても気持ちがいいです。いい意味でリズムも変えちゃったりして、「おどるポンポコリン」なんてのもかわいくてお洒落。「風の谷のナウシカなんて、こんなにイイ楽曲だったんだなあ、なんて再確認もできました。

私自身も、そんなふうに歌にまた新しい風を吹き込めるようなアーティストになりたいなと思いました。しばらくライブもできていないので、夢は膨らむばかり。いつか私が歌っている「YOU GET TO BURNING」も、クレモンティーヌさんがカバーしてくれないかな(笑)。そういえば、メイヤさんもアニソンカバーを出してるとかで、次はメイヤさんのも聴いてみようかなと思っています。では、また次週お会いしましょう。
See you soon love xx.

真夏日が続くこの夏はチューブトップなワンピばかりデス

かわいいお尻(笑)。赤ちゃん業界で流行っているという浮き輪。本人もこの浮き輪があると水の中で自由にできるので楽しいらしいです