あーあー、ああああ、あーあー♪ 父さん、ゆっけです。今日は極寒の北海道からの贈り物を紹介します。

今年のクリスマスは北海道で、アイスヴィレッジにて氷のグラスに酒を注いで嗜みながらここならリア充の熱を全部氷の街なら溶かしてくれると信じて過ごすんだと願っていた。しかし、クリスマス付近に外に出て幸せのお裾分け自爆を恐れ、気づけば机の上でダイソーで買ったサンタの帽子をかぶりながらカップ麺が出来上がるのを待っている自分がいた。

北海道の大自然と広大な大地が育んだカップラーメン、日清の「濃厚ミルクシーフー道ヌードル」。このカップヌードルは前評判も高く、私も注目していた一品。

蓋を開けると、濃厚なミルクの香りとともに、まるで粉雪のように容器一面に拡がる脱脂粉乳に包まれた、麺・具材が私に挨拶してくれた。

タコ、かまぼこ等の海鮮具材がちょこちょこ顔を出している。色んな具材が飾りつけられている様子はまるでクリスマスツリーを見ているかのようだ。

全体は雪というより、サンゴ礁の砂のようだ。見ているだけでもとっても幻想的な気分になる。この中に灼熱の熱湯を注いで、粉乳のサンゴの砂浜を流してしまうのが躊躇われるくらいだ。

お湯を注いで3分後、蓋を開けると、甘いミルクの香ばしいほのかな香りが私を温めてくれる。目を瞑ると、そこには北海道の大地が浮かんでくる。

容器の中で出来上がった麺は、普通のカップヌードルだ。特に変わりはない。だが、しかし、その認識を改めざるを得ない衝撃の展開がそこにはあった。

スープを口にすると、クリームシチューのような、体を芯から温める味が拡散する。これがあのカップヌードルなのかと目と舌を疑った。これほどクリーミーでマイルドなカップ麺が今まであっただろうか。温かく優しいスープの中で溺れ死にたい。

粉乳のサンゴの砂浜が熱湯に飲まれ、濃厚なミルクの海を創造したのだ。このカップ麺にはチーズを載せて食べたらさらに幸福感が増すのではないかと思う。次食べる時にトライしてみよう。

カロリーを気にしなければもう一杯食べれそうな気がする。全く胃がもたれる感じもしないし、とにかく優しい。普段はカップ麺のスープを全て飲み干すことはしないが、今回ばかりは飲み干してしまった。それほどこのカップ麺との出逢いは衝撃的であった。

この濃厚ミルクシーフー道ヌードルを食べて、私は広大な大地が育む濃厚なミルクの優しい味に包まれ、優しい時間を過ごすことができた。家に猫と二人きりでも寂しさを感じることは一切ない。クリスマスが近づいても、もう何も怖いものはないという気持ちになれる。普段不健康な食生活をしている私にとって、体に優しい食事にありつくことができた。北の国からのクリスマスプレゼントをコンビニという名のサンタが届けてくれたのかもしれない。

みんなぜひこの寒波が襲うこの年末、シーフー道ヌードルで優しい時間に包まれてみてはいかがだろうか。そしてメリークリスマス!