明けましておっはモーニング。酒村ゆっけ、です。みなさんの新年の抱負はもうお決まりでしょうか。私の新年の抱負は、引き続き健康に楽しく過ごすことです。去年の1月1日はスーパーでスポンジ詰め放題をやっていたので死ぬ気で黙々と詰めていました。今でもスポンジの予備はたくさん残っています。

ともあれ正月なので、年神様を私も家にお出迎えしないととコンビニに向かう。そこで見つけてしまった明星「麺神」を今日は紹介したいと思う。麺の神と書いて「めがみ」、コンビニにも神様はいたんだ。問答無用、神様をお持ち帰りする。明星は「真のお店品質」にこだわった、従来の即席麺の概念を覆す一品だというから、こちらも期待が高まる。

まずは神が閉じ込められている、封印を解いてみると、茶色いコロコロ肉とネギにあげ奉られた、逞しい太麺が鎮座していた。まさに神のような存在感を醸し出している。

中の匂いをかいでみる。強い香りは感じられなかったが、ほのかに味噌の匂いが漂ってきた。お湯を注いで5分間、麺の神様が降臨するのをひたすら待つ。まるで、神社の初詣でお参りに並んで待つ時間のようだ。

ようやく私のお参りの番だ。麺神とのご対面だ。まるで天照大神が隠れている、天岩戸の扉を開けるような心境だ。

お賽銭の代わりに、神々しい黄金の包みの付属品、「神旨の一滴」を麺の神様に垂らしてお供えする。麺の神様を箸でつまんで、紙のカップ容器の天岩戸から連れ出すぞ。ずるぽずるぽと口に運ぶ。

すると、信じられない世界がそこにはあった。モチモチとした食感! これは生麺ではないのか! 思わず私の舌を疑った。もっちり感といいコシのある麺はこれまでの即席麺では絶対に感じられない。

だが、しかしこれは即席麺だ。まさに麺の神、ディーバの降臨だ! カップ麺でこの食感は奇跡としか言いようがない。私の食欲は掻き立てられ、濃厚な味噌スープに浸った太麺を止まることなく、すすっていく。

新年早々、幸せに出会ってしまった。気が付くとあっという間に麺の神様はなくなっていた。幻だったのだろうか。正月らしく餅でもスープに入れてカップ雑炊にしようと思っていたのだが、全部汁まで飲み切ってしまっていた。

初詣に行かずとも会える麺神様。みんなも麺神を食して、麺の神様にお家で初詣してみたらどうだろうか。昨年から始めたラーメン連載ももう一年かぁ……。感慨深いものだ。今年も酒村を何卒よろしくお願いいたします。