――現在テレビ番組だと、『KAT-TUNの世界一タメになる旅!+』を担当されていますが、2014年からご一緒されているKAT-TUNさんの印象はいかがですか?

年々バラエティ能力が高くなって、どこのジャニーズのグループにもいないような独特の感性を持ってますよね。亀梨(和也)くんなんて本当に東京の芸人みたいなセンスありますし、上田(竜也)くんも本当に成長してバラエティというものを理解して徹底してやるようになりました。中丸(雄一)くんはすごい中和性があって視野が広かったりするので、コメントの言葉のセンスがすごくいいんですよ。

あの3人は、前に前にっていうタイプじゃなくて、引いてるんだけど何かあるときにズドン!といくカウンターパンチみたいなものがあるので、シュールって言う人もいるかもしれないですけど、僕はジャニーズ事務所の中では一番好きですね。長くやってるから面白いし、不器用だし、だからこそ一生懸命やってきたんだろうなと思いますし。そんなところが人間っぽくて好きですね。本当にお世辞じゃなくて。

――最初に「KAT-TUNさんで」と依頼されたときは、どんな気持ちでしたか?

「俺でいいの? ジャニーズ事務所とマッコイ斉藤なんて、水と油みたいなもんじゃん」って言ったんですよ。でも「それでいいんです」って言われて、もう7年ですよ。その間、メンバーが抜けたりして苦楽も共にしましたし、本当に弟みたいですよ。男気のあるいいやつらなんです。不器用だけど男気があるっていうのがいいんですよね。俺が死んだらそーっと線香を上げにくるようなやつらなんです(笑)

■加藤浩次は「今のテレビの時代に合ってる」

加藤浩次

――極楽とんぼの加藤浩次さんとは、『めちゃイケ』でもよくケンカネタをされて親友として知られていますが、最初の出会いはどこだったのですか?

浩次が飲み屋でバーテンのアルバイトをやってるところに俺がプライベートでたまたま行って、同い年だったのが分かって仲良くなったのが、19歳のときですね。笑いの質は全然違いますよ。どっちかと言うと、僕のほうがまだ分かりやすいと思います。浩次のほうがディープで、分かりにくいですね。

――今や情報番組のキャスターでも活躍されていますが、どのようにご覧になってますか?

まぁ狂犬ではないですね(笑)。でも浩次は頭がいいから、「今のテレビはこうだろ?」と思ってやってる。本当に秀才で生真面目な人なので、今のテレビの時代が浩次に合ってると思います。実はゴリゴリのお笑いをやるときのほうが、心配性な性格が出ちゃって、意外と不器用で苦手だと思いますよ。

――それは『スッキリ』をやる前から気づいてましたか?

前から気づいてましたよ。加藤浩次は超絶不器用な男なんで、だから勉強するんですよ。今は自分の本音で真面目な部分で勝負できるから、本当に楽しいんじゃないかなと思いますけどね。「お笑いやれ!」って言われたほうが、「えっ!?」ってプレッシャーになると思います。