東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『浅草ラスボスおばあちゃん』(毎週土曜23:40~24:35)で共演する、梅沢富美男と研ナオコが、ドラマへの思いを語った。
撮影で印象に残っているシーン
――これまでの撮影で印象に残っているシーンを教えてください。
梅沢:75歳になって初めて、全国放送のテレビドラマで連続ものの主役を務めさせていただいたんです。そういう意味もあって1話がやっぱり一番心に残っていますかね。
研:私は梅沢さんとドラマ初めてで、すごく新鮮ですね。やっぱり役者さんなんですよね。しっかりと松子おばあちゃんに見えるんで、本当にすごいなあと感心しました。
梅沢:舞台では20年近くご一緒していますけど、ドラマとなると今回が初めてですね。
――お二人は松子のようなおばあちゃんと友達になれますか?
梅沢・研:なれますね!
梅沢:一番好きなばあさんだな。彼女は、これまでさまざまな経験を積み重ねて、75歳になった今でも、前向きに生きてきて、まだまだ多くの人と関わっていたい、若い人たちに自分の経験を伝えていきたいと思っている。その姿を見ていると、いいばあさんだなと思いますね。
研:それでいて、ちゃんと若い世代の意見にも耳を傾けてあげてね。自分の考えを押しつけるだけじゃなく、相手の話をきちんと受け止めて、そのうえで経験から何かを伝えようとする。柔軟さと優しさを持っているところも、松子おばあちゃんの魅力だよね。
――今、お二人が便利屋の松子に依頼をするとしたら、どんなことを依頼しますか?
梅沢:地方でも公演が多いんだけど、出演者やスタッフ分でいつも 40 個以上のお弁当が必要になる。最近は配達アプリもありますけど、5〜6 個くらいなら運んでくれるけど、40個以上になると、まず運んでくれない。そういう事情もあって、松子さんにはお弁当を頼めるお店を見つけてもらいたい。
研:なんなら松子さんは作っちゃうかもしれないよね。浅草のいろんなお店の美味しいもの少しずつ集めて「それをまとめて出せばいいじゃないの」って、サラッと言って(笑)。私は松子さんに愛犬のメロちゃんの面倒を見てもらおうかな。メロちゃんは寂しがるから(笑)。松子さんがメロちゃんと散歩してるのも面白いでしょ。絶対に可愛いよね。
梅沢:面倒見るのきっと上手だね。
堀田茜と朝日奈央の演技を絶賛
―――今作で共演されている若手俳優の皆さんには、どんな印象をお持ちですか?
梅沢:セリフって、ただ言えばいいわけじゃないんだよ。大事なのは“間”。堀田茜ちゃんは、その“間”が本当にうまい子で、久しぶりに感心しましたね。あと、台本を見ながら芝居するのは役者として一番やっちゃいけないことなんだよ。茜ちゃんも現場で台本を一度も持ってなかったんだよ。そこは褒めてあげたい。それと朝日奈央ちゃんも良かった。ある泣くシーンで「思いっきり泣きな。これは一番感情を出すところだから」と伝えて、スタッフにも「一発で撮れよ」と。いいシーンはテンションが一番大事だから。彼女は見事に応えてくれて、本当に素晴らしかった。俺は基本、役者をあまり褒めないんだよ。褒めたら負けだと思ってるから(笑)。
研:若手キャストさんたち、レベルが高いし、これからが楽しみだよね。
――松子は75歳で“便利屋”として新たな一歩を踏み出しましたが、これから挑戦したいことは?
梅沢:芸能界って本当に先が読めないから「映画やミュージカルにも出たい」なんてキレイごとを言っても仕方がないしさ。正直、明日どうなるかなんて誰にもわからないから必死なんだよ。でも、もしできるなら、あと5年くらいは劇団を続けたいし、この世界にもまだいたい。
研:私たちは70歳を過ぎてからのほうが、不思議なくらい元気なんですよ(笑)。むしろ仕事がどんどん増えちゃって、「殺す気か〜!」って冗談言うくらい(笑)。梅沢さん5年前に「もう自分はダメだ」なんて言っていたけど、もう5年以上経っても元気だからこの方は、これからもずっとお仕事されると思いますよ。
梅沢:あと、もう一度“芸能界のオリンピック”に出て、金メダルを取りたいね。
(C)東海テレビ
【編集部MEMO】
便利屋ラスボスおばあちゃんの仕事が徐々に増えてきた日向松子(梅沢富美男)に、外国人から浅草の観光案内の依頼が舞い込む。英語が話せない松子は、親友の土井梅子(研ナオコ)から通訳として外国人を紹介してもらうことに。しかし松子の元を訪れたのは……。一方、区職員の森野礼(堀田茜)は、区議の熊田久美(遊井亮子)の肝いり企画として、職人を集めた観光客誘致イベント「A-1グランプリ」を任されるが、「自分たちは見せ物じゃない」と、職人たちから反感を買い、準備は一向に進まない。そんな時、江戸切子職人の遠野源次(林和義)の工房で事件が起きる。さらに松子の通訳の正体もわかり……。






