常磐緩行線を走るE233系2000番台の代々木上原行

数年前まで203系が主力車両だった常磐緩行線だが、2010~2011年にかけて車両置換えが一気に進み、現在はE233系2000番台が主力車両になっている。この車両は常磐緩行線から東京メトロ千代田線に乗り入れ、代々木上原駅まで運行可能。今後は車両改造を行い、小田急線への乗入れも可能になるという。

車両情報

JR東日本 E233系

基本情報

E231系の技術を踏襲しつつ、車両故障防止に向けた主要機器の二重系化、ユニバーサルデザインを考慮したインテリア、座席幅の拡大や抗菌吊り手の採用など、JR東日本の「今後の標準車両」として開発された一般形電車。2006年、中央快速線で営業運転を開始したのを皮切りに、京浜東北・根岸線、常磐緩行線(東京メトロ千代田線直通)、京葉線、東海道線・高崎線・宇都宮線、埼京線などへ投入されている。

中央快速線や京浜東北・根岸線の車両はオールロングシートで、各ドア上には液晶ディスプレイを設置。常磐緩行線の車両は地下鉄との直通運転に対応したストレート車体で、非常用前面貫通口も設置している。東海道線・高崎線・宇都宮線の車両は一部の車両でセミクロスシートを採用し、10両の基本編成には2階建てグリーン車を2両連結した。