国土交通省は、都市鉄道の混雑率調査結果(2025年度実績)を7月28日に公表した。三大都市圏とされる東京圏・名古屋圏・大阪圏の他にも混雑率の高い路線が多くあり、広島県のアストラムライン(広島高速交通)も混雑率150%以上となった。
アストラムラインは本通~広域公園前間を結ぶ。大半の区間が軌道法の適用を受けた新交通システムの路線だが、広島市中心部の本通駅を含む地下区間(0.3km)は鉄道事業法の適用を受けた区間であり、都市鉄道の混雑率調査結果でも「地下鉄」に分類されている。2020年以降、新型車両7000系(編成定員264人)による置換えが進み、開業当初から活躍してきた6000系(編成定員286人)は2025年5月までに全車引退。車両置換えが完了した。
2025年度、アストラムラインは最混雑区間の「牛田→白島」間において、最混雑時間帯の7時45分から8時45分まで輸送力5,280人(6両×20本)に対し、輸送人員8,086人、混雑率153%となっている。前年度と比べて最混雑区間・時間帯に変更はないものの、輸送力が前年度の5,720人(6両×20本)から減少している。輸送人員は前年度より130人程度の増加となったが、輸送力の減少も影響し、混雑率は前年度の139%から大きく上昇した。
なお、広島市へ向かう他社線は混雑率100%前後で推移している。2025年度、JR山陽本線「西条→広島」間は混雑率108%(前年度は97%)、JR可部線「可部→広島」間は混雑率107%(前年度は114%)、広島電鉄「東高須→広電西広島」間は混雑率103%(前年度は104%)だった。
