特急「北越」は「上沼垂色」(写真)のほか、国鉄色の編成が使用されることも

金沢~新潟間で5往復運行される特急「北越」。北陸本線では特急「はくたか」の補完的役割を担う。他の特急列車と比べて地味な印象があるものの、40年以上の歴史を持つ列車で、残りわずかとなった485系を使用する定期の特急列車としても注目を集める。北陸新幹線金沢開業(2014年度末予定)以降の去就も気になる列車だ。

列車情報

JR東日本 485系

基本情報

1960年代より製造開始された国鉄特急形電車で、かつては四国を除く全国各地で485系による特急列車を見ることができた。近年はJR各社で新型車両による置換えが進み、485系を使用する定期の特急列車は「いなほ」「北越」「白鳥」など少数となっている。

特急「北越」は北陸本線・信越本線経由で金沢~新潟間を結ぶ。同じく485系を使用する特急「いなほ」とは共通運用になっているとのことで、「上沼垂色」と呼ばれるカラーの編成(1000番台)や、リニューアル改造された編成(3000番台)などが使用される。