待ちに待った夏休みの真っ只中。昨年から続くコロナ禍の影響で、思い切り満喫するというわけには中々いかないかもしれないが、それでも子どもたちにとっては楽しみがいっぱいだろう。

ただ、学校に通っていた時に比べて圧倒的に自由な時間が増え、その分生活はどうしても不規則になりがち。子どもたちにとっては楽しい日々の繰り返しでも、ママたちはいかに規則正しい生活を送れるようにするかに神経を尖らせることになる。

そこで今回は、小学2年生以上の子どもを持つマイナビニュース女性会員112人に「夏休み中、子どもの生活が不規則になった時の対処法」などを聞いてみた。

  • 夏休み中、子どもの生活が不規則になった時の対処法は?

Q1.夏休み中、お子さんの生活が不規則になっていると感じることはありますか?

「はい」(80.4%)
「いいえ」(19.6%)

Q2.夏休み中、お子さんの生活が不規則になった時、行っている対処などがあれば教えてください(自由回答)

■「早寝早起きができるよう工夫をする」

・「夜遅くまで起きているので。朝早く起こすようにしています」(55歳/教育/専門職関連)
・「強制的に電気を消す」(33歳/ソフトウェア・情報処理/販売・サービス関連)
・「強制的に布団に入れて寝かす」(35歳/インターネット関連/その他技術職)
・「夜更かししてしまうので、なるべく早めに寝る支度を促す」(34歳/その他/その他・専業主婦等)
・「TVの時間を決めて、早寝早起きを徹底する」(39歳/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「朝、起きるよう声かけし、ダラダラ寝させない」(51歳/その他/その他・専業主婦等)
・「朝なかなか起きないので、朝一に自分の好きなことをしてよいことにした」(44歳/その他/その他・専業主婦等)
・「朝ご飯を食べるように促す」(46歳/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「美味しい朝ご飯を作ってあげる」(45歳/その他/その他・専業主婦等)
・「朝起きない時は、おやつが食べられないルール」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「ラジオ体操に参加する」(46歳/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「早寝・早起きさせて、朝はラジオ体操をさせたりする」(48歳/食品/営業関連)
・「目覚まし時計を強制的に毎日同じ時刻に起きるようにセットする。 ラジオ体操を一緒にやる」(39歳/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
・「昼寝してしまったときは、長くなると夜更かしをしてしまうので、そうならないように昼寝は30分くらいの短めにする」(38歳/その他/その他・専業主婦等)
・「そんな時は一緒にご飯作ったり、お手伝いしてもらったりして疲れて早く寝て貰う様にとか、一日の時間の流れを感じて貰う様にしています」(46歳/その他/その他・専業主婦等)

■「1日のスケジュールを決める」

・「毎日のスケジュールを立てさせる」(30歳/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「規則正しく過ごすように促し、起床や就寝時間を正しくするように気をつける」(47歳/その他/その他・専業主婦等)
・「コロナ禍と熱中症対策で外に出る時間が大幅に少なくなっているから、しっかり三食は決まった時間に食べるようにする」(49歳/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「どうしても、親も、まぁいっかという時も多くなってしまいます。予定を1週間分あらかじめ聞いておく。必ず一緒に食事をとるようにしていた」(50歳/その他/専門サービス関連)

■「定期的に声かけする」

・「普段と一緒にするよう、毎回言う」(32歳/その他/その他・専業主婦等)
・「繰り返し、早寝早起きを言い続けるしかない」(47歳/教育/販売・サービス関連)
・「学校に行っている時の、いつものルーティーン時間に声掛けをする、せかす」(45歳/その他/その他・専業主婦等)

■「特に何もしない」

・「無理には言わない。学校始まる1週間くらい前からサイクルを戻せれば良いかなと」(43歳/その他/その他・専業主婦等)
・「どうしても夜更かしして朝寝坊するが、夏休み限定で仕方ないかとも思い、過度にならない限り甘めにみていた」(52歳/その他/その他・専業主婦等)
・「野球部に入っているので、練習のない日はとくになにも言わない。練習が相当きつそうなので、子どもだって休んでよいと思う」(51歳/コンピューター機器/その他・専業主婦等)

■「その他」

・「小学生のうちはラジオ体操があったのでいいが、中学生となるとそうもいかない。逆に対処法が知りたい」(41歳/サービス/事務・企画・経営関連)

Q3.(Q1で「いいえ」と答えた方に)「生活が不規則になっ不規則夏休み中、お子さんの生活が不規則にならないよう、行っている工夫などがあれば教えてください(自由回答)

・「早寝早起き」(36歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「同じ時間に起こす」(48歳/その他/その他・専業主婦等)
・「早く寝るようにしている」(39歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「食事の時間を変えない」(46歳/フィットネスクラブ/専門サービス関連)
・「朝ご飯の時間を決める」(41歳/不動産/事務・企画・経営関連)
・「寝る時間を変えない」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「起きる時間と食事の時間を決めている」(55歳/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
・「食事、入浴、就寝の時間をだいたい決めて過ごしてました」(46歳/その他/その他・専業主婦等)
・「朝に楽しい出来事を作る」(37歳/その他/その他・専業主婦等)
・「朝はちゃんと起きて、家族で朝ごはんを食べる」(50歳/その他/その他・専業主婦等)
・「親自身が規則正しい生活を送る」(42歳/その他/その他・専業主婦等)
・「いつも通りの生活をするよう強制する」(42歳/化粧品・医薬品/その他技術職)
・「とくにない。意外といつも通り生活してます」(47歳/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)

■総評

小学2年生以上の子どもがいるマイナビニュース女性会員を対象に、夏休み中に子どもの生活が不規則になっていると感じることがあるかを聞いたところ、8割を超える80.4%が「ある」と回答した。やはり、夏休み中の子どもの生活の乱れは、多くのママたちの気になるところのようだ。

次に、「はい」と答えた方に、夏休み中子どもの生活が不規則になった時に行っている対処などを訊ねた。圧倒的に多かった回答は、「早寝早起きができるよう工夫をする」というものだった。そのほかには「1日のスケジュールを決める」や「定期的に声かけする」なども見られたが、これらの多くも突き詰めると「早寝早起き」を習慣づけるためのものと言えるかもしれない。

どうやら夏休み中のママにとっては、いかに子どもが「早寝早起き」できるかが、規則正しい生活をおくるための最大のポイントとなっているようだ。特に「夜更かし」は頭の痛い問題のようで、実際に寄せられたコメントにも、「夜更かししたりして、生活リズムが崩れがち」(37歳/その他/その他・専業主婦等)や「夜遅くまでゲームして、朝なかなか起ききれない」(46歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)といったものが多かった。

「早寝早起き」を促す具体的な対処法としては、「強制的に電気を消す」「朝、強制的に起こす」「朝ご飯を食べるように促す」「朝寝坊には罰則を設ける」「ラジオ体操に参加する」などが寄せられている。各家庭とも、いかに「早寝早起き」を徹底させるかに腐心している様子がうかがえる。

一方で少数ながら、「特に何もしない」人も一定数いた。こちらは「せっかくの夏休みくらい、少しは大目に見てもいいのでは」という穏健派と言えるだろうか。

上記は「子どもの生活が不規則になった時」の対処法だが、「生活が不規則にならないよう、行っている工夫」についても聞いた。こちらも前問と同様に「早寝早起き」を中心に、普段通りの生活を促すことを意識しているという回答が多かった。中でも、子どもだけではなく「親自身も規則正しい生活を心がける」というコメントが印象的だ。

当然のことながら、いかに夏休みといえども、節度のある生活は子どもたちの健康や精神面での安定を考える上でも大切なことだ。今回のアンケートでは、多くのママたちがどのようにして子どもたちに普段通りの生活を送らせるかに苦心している様子がうかがえるものとなった。

調査時期: 2021年7月21日
調査対象: 小学2年生以上の子どもがいるマイナビニュース女性会員
調査数: 112人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません