子育てにおいては、さまざまな情報を共有できたり相談ごとや悩みを聞いてくれたりと、何かと心強いママ友。とくに第一子が小学生になったばかりの新米ママにとっては、子育てや学校生活の先輩や同志であるママ友はとても頼りになる存在に違いない。

ただ、中には煩わしい付き合いを嫌い、「別にママ友なんか必要ないけど」と感じている人もいるかもしれない。そこで今回は、小学生の子どもを持つマイナビニュース女性会員167人に「同じ小学校にママ友は必要か」などを聞いてみた。

  • 同じ小学校にママ友は必要だと思う?

Q.お子さんの通う学校の保護者に「ママ友」と呼べる人はいますか?

「いる」(75.4%)
「いない」(24.6%)

Q.同じ小学校にママ友は必要だと思いますか?

「必要だと思う」(75.4%)
「必要ないと思う」(24.6%)

Q.そう思う理由について教えてください(自由回答)

■「必要だとと思う」

・「悩んだときや、わからないとき相談できる」(48歳/その他/その他・専業主婦等)
・「自分だけで解決できないことも、共有することで解決できる」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「話を聞いてもらえるだけでホッとできることが多いです」(38歳/教育/専門サービス関連)
・「お互いに助け合うことや、支えあうことができるから」(33歳/その他/販売・サービス関連)
・「情報交換ができるし、おしゃべりで気分転換もできるので」(41歳/その他/その他・専業主婦等)
・「先生に聞くほどのことじゃないこととかを聞ける」(48歳/その他/その他・専業主婦等)
・「学校の事で分からない事があったら相談したいから」(30歳/その他/その他・専業主婦等)
・「学校の事で相談できる人が全く居ないのは寂しい」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「学校での行事や準備などの連絡が取りやすく、スムーズに物事を進めていけそうなのと、分からないことを教え合ったりすることができるので」(43歳/その他/その他・専業主婦等)
・「学校のことで気になることを相談したり、情報共有出来る人はいた方が良いと思う」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「学校行事や子ども会の行事は同じ小学校内での事なので、分からない事は何でも聞けるから」(41歳/その他/その他・専業主婦等)
・「いろいろ情報を教えてくれることがある。同学年よりも、上のクラスの知り合い・ママ友が欲しい」(36歳/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連)
・「自分の子どものことしかわからないから、いろいろ情報交換できた方が安心できるし相談もできる」(49歳/文具・事務機器関連/事務・企画・経営関連)
・「学校の情報は把握しきれないから。また、子どもの友だち関係(子どもがお友だちの家に遊びに行った時の態度、礼儀など)を把握しておきたい。これも子どもにとって社会勉強だから」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「必要ですが、浅い関係でいいと感じます」(47歳/食品/営業関連)
・「いなくても何とかなるが、いたら便利」(41歳/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「必要最低限は欲しいと思うが、一緒に遊んだりする程のママ友は必要ないと思う」(47歳/その他/その他・専業主婦等)
・「そんなに大人数はいらないけど、数人は欲しい何かあった時相談できる。でも、昔からの友だちのような付き合いはしたくないと思っている」(47歳/その他/その他・専業主婦等)
・「2年前に引っ越しして来たばかりで、コロナで学校に行く行事もなく、今、子どもの通う学校や街の事があまりよくわからない。ママ友がいればいいのに~とよく考える」(45歳/その他/その他・専業主婦等)

■「必要ないと思う」

・「深い付き合いは、怖いことだと思うから」(31歳/その他金融/営業関連)
・「無理やり作ろうとは思わない。疲れるし」(37歳/専門店/その他技術職)
・「気を遣うだけで疲れて、体調を悪くするので」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「いなければ、それはそれで何とかなると思う」(37歳/専門店/販売・サービス関連)
・「子どもとのトラブルに巻き込まれて面倒」(49歳/食品/販売・サービス関連)
・「子どもが同級生であれば、同じ学校である必要はない」(36歳/その他/クリエイティブ関連)
・「色々ごたごたもあるし、付き合いがめんどい。なんでも理解ある旦那だけで十分」(38歳/その他/その他・専業主婦等)
・「ずっと一緒にいて取り巻きのようなグループなのは必要ない。でも、子どもと仲の良いお友だちのお母さまとはあいさつ・意見交換ができたほうが良いかとは思います」(43歳/その他/その他・専業主婦等)
・「ママ友はいるとよいこともあるが、『必要』だと考えてしまうと、できない時に苦しくなってしまうから」(38歳/その他/その他・専業主婦等)

■総評

小学生の子どものいるマイナビニュース会員に、子どもの通う学校の保護者に「ママ友」と呼べる人がいる人がいるかどうかを聞いたところ、「いる」は75.4%、「いない」は24.6%となり、7割以上がママ友がいると回答した。

続けて、同じ小学校にママ友は必要だと思うかを聞いた。ここでも「必要だと思う」が75.4%、「必要ないと思う」が24.6%と、多くの人がママ友が必要であると認識していることがわかった。

それぞれの理由を聞いてみると、ママ友が「必要だと思う」理由には、前回のアンケートで聞いた「ママ友がいて良かった、助かったと思ったこと」と同様に、「悩みを相談できる」「いろいろ教えてくれる」「情報交換ができる」「気分転換できる」などが主な理由として挙げられている。

また、基本的にはママ友は必要だとしながらも、「浅い関係でいい」「いなくても何とかなる」「そんなに大人数はいらない」といった、そこまで深い関係性は不要との意見もあった。

一方でママ友が「必要ないと思う」意見にはどんなものがあるのだろうか。こちらには、「疲れる」「気を遣う」「付き合いが面倒」「深い付き合いは怖い」「トラブルに巻き込まれる」などのコメントがあった。これも前回のアンケートで聞いた、「ママ友との関係についての悩みやトラブル」で寄せられたエピソードとシンクロする内容となっている。

子育てをするママにとっては、同じ境遇にあって、悩みや不安を共有できるママ友は、ある意味"戦友"と呼べる存在かもしれない。また、あれこれと迷うことの多い新米ママにとっては、子育ての先輩であるママ友はとても頼りになる存在だろう。

今回のアンケートでも、そんなママ友を必要とする人は4分の3に達している。ただし、ママ友との付き合い方に関しては、深入りしすぎてトラブルに発展してしまうことへの警戒感を持っている人もおり、距離感の保ち方はなかなか難しい側面もあるようだ。

今回は、そんな繊細なママ友の世界を、少しだけ知ることができた調査となったのではないだろうか。

調査時期: 2021年4月2日~2021年4月12日
調査対象: 小学生の子どもがいるマイナビニュース女性会員
調査数: 167人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません