過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「情報共有準備」です。

これまでのお話はこちら

まずは自分だけでも共有できるようにしましょう

「休めない」理由として、「自分の仕事を他の人は誰もわからないから」というものもあると思います。

漫画に描いたように、理想は部門全体で、業務情報を共有するシステムがあることですが、個人でそこまでもってゆくのが難しい場合、まずは自分だけでも普段から共有できる仕組みを作っておくと、いざというときに「休むハードル」が下がると思います。

「自分以外でも対応ができてしまう」というのは、「自分の存在価値を揺るがすのでは」という恐怖心を持つ人は多いのですが、「組織」というのは、個人でカバーできないものをカバーするためのものであり、相互フォローの仕組みを作るのは、重要なリスク管理でもあります。

ちなみに、不慮の事故や病気で、急遽長期休むような人が繰り返し出ると、自然にこのリスク管理が必要だという話になってはゆくのですが、できればそういう事態になる前に、できるだけ準備を整えておくのが望ましいと思います。

そういう事態に直面したことがあるのですが、本当に大変ですし、顧客や取引先にも迷惑をかけることになりますので……。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。