過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「情報共有って大事だよね」です。

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情報共有は大事

前回、情報共有について書いたことで、私が実際に体験したいくつかのことを思い出したので、今回からそれを書いていこうかと思います。

今回は最初に勤めた会社の話ですが、次に勤めた会社でも、マニュアルを求めると、「皆実務をやりながら覚えたのだから、マニュアルを求めるのは甘え」という考え方の持ち主がいました。 確かに、マニュアルやルールだけでは実務すべてをカバーすることはできません。

しかし、何もない状況から実務をしながら覚えるというのは、「何度もの失敗が許される」職場でしか難しいと思います。今回漫画に描いたように、一度の失敗が数百万の賠償に結びついたり、クライアントなど関係者に大きな迷惑をかけたりするような業務では、そういった方法は向いていないでしょう。

そして、何度もの失敗が許される余裕のある職場はそう多くないと思いますので、やはり最低限のものは必要だと思います。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。