過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「天上からの景色」です。

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飛行機は「広い視野」を体験できる場です

何事も、「追い詰められない」ためには「広い視野」を持つのが重要だと思います。見える景色が狭いほど、「ここにしか自分の居場所がない」と思いがちですし、ちょっと何かあれば「自分はもうダメだ」となってしまう。

そういう事態を避けるためには、広い景色をなるべく見るようにして、「ここ以外にも居場所はある」「道はたくさんある」と思えることが大事なのですが、飛行機は、本当に物理的に「広い視野」を体験できる貴重な場だと思います。

「横」の広さで言えば、ひどい雨が降っている場所も、虹がかかっている場所も、晴れている場所も、すべて一望できます。「縦」の広さで言えば、地上と雲の上の景色を両方見ることもできます。

私は飛行機に乗るたび、雲の下のいろいろな複雑な景色が雲を抜けた途端、すべてリセットされたかのように晴天になる様子に、不思議なものを感じます。

ごくごく当たり前のことなんですけれど、普段の生活ではこういうことを実感する機会は少なく、忘れてしまっているなあと思います。

つらいときには思い出したいと思いますね。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。