過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「忖度しない2」です。

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今ならもっと賢く対応できたかも……

これは私の新人時代の話です。

まず、「部長が承認した分しか残業代が出ない」ということについては、基本的には問題ないと思います。そうでないと、残業代目当てに無駄な残業をするなどが可能になってしまいます。

たまに「残業代目当ての残業を防ぐために、残業代自体をなくすべきだ」という意見が見られますが、そんなことをしなくても、現在でも無駄な残業は上司がきちんと業務を管理していれば、防ぐことができるんですね。

ただ、実際に必要な業務をしているにも関わらず認めないとなってくると、問題があると思います。当時の私の反応もどうかと思いますが(元々空気を読めない人間なので、これは素でした)、おかしいと思うことをおかしいと言うことは大事だと思います。

結果的に部長の判断が覆ることはなく、新人の間ずっと1時間分引かれ続けましたが(2年目からは年俸制になり残業代自体出なくなった)、それがおかしいことだとわかったうえで受け入れていました。「こういうものだから、これが当たり前だ」と思うようになったら、危険だと思います。

今だったら、もう少し賢く対応できたかもしれません……。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。